..
tomoyanの遊びを考える HOMEへ戻る
 

■2004年4月〜6月詳細トップ

日記 TOPへ戻る





 
2003年の日記帳 2004年7月〜9月 2004
年10月〜12月
2005年1月〜6月

  5月16日  久しぶりにパソコン日記を書きます。
 2004年度になって、児童センターも多忙でした。それでパソコンの日記をサボっていました。tomoyanの『遊びを考える』partUの作成も忙しかったのですが。また児童クラブ・ジュニアクラブの人数も増えてなんと150名を突破したことにもよります。
      
 おやつを食べるときもチョー満員です。私はおやつは「各自いただきます。各自ご馳走様」が原則だったのですが、これだけの人数になると後ろの子からおやつをとりにこさせ、みんなにいきわたってから一緒にいただきますをすることも必要になってきました。
 状況に応じて臨機応変に子どものニーズを考慮しながら活動することが大切です。
  5月22日  有意義な一日
 5月5日は水曜日であった。水曜日は私の公休日である。公休日と祝日が重なると代休がとれる。原則的に出来るだけ近くの土曜日に代休をとれるようにしている。しかし平成16年度は4人が代休を取る必要があった。テンプラ会もあったので、3週間遅れの代休となった。山菜採りに行こうと思ったが、同行者がなかった。一人でもと考えたが、木曜日に西土木事務所より平島公園宛にサルビア・ベゴニア・100日草・マリンゴールドなどの花が300くらい届いていたので、自治会の人たちと公園の花植えをした。
 花植えのあとは6月20日の自治会側溝清掃に備えて土嚢を買いに行った。お昼はラーメンを食べにでた。午後からは放送大学の発達心理学をビデオでみた。その後新潟国体の愛称のチラシを佐野さんの自宅に届け、放送大学の学習センターで臨床心理学特論を聞いた。児童センターにより子どもの様子を見て、帰宅した。

 発達心理学のビデオの話である。子どもは6歳くらいになるまでに時間的に逆行した絵を見て、「だってだもーん」といった助詞を使って話を作ることが出来るようになるとのことであった。朝顔の咲いた絵と芽が出た絵を見て、「朝顔が咲いています。だってちゃんと春に芽が出ていだんだもーん」といった可逆的な結論から原因を類推する「逆順方略」ができるようになるというのです。
 そのビデオ観ていて、私は注意欠陥症候群の子どもたちはこの「逆順方略」ができないのではないかと考えました。明らかにやって損なことをあえて我慢できないでやってしまうのは、因果関係における結果を類推できないのでは?だから当然逆順方略もできないとの考えです。これは実験の価値があると思います。そして逆順方略を使えば注意欠陥症候群の子どもたちも見えてくるものが出てくるのではとの考えです。(逆順方略とは別に事象順方略・呈示順方略がある。事象順方略はあくまでも話を事象の順に述べることで朝顔の芽が出ました。花が咲きましたとなる。呈示順方略は呈示されたとおりにいうけれど逆転にならないというものです。)

 発達心理学と臨床心理学特論には学ばされることが多い。日ごろ職場や平島公園で子ども太たちと接して感じていたことを理論化してくれる強い味方でである。
 
 ということでとても有意義な一日であった。

 
 写真はイネ科の雑草である。平島公園では一生懸命やっつけたら少なくなった。花と緑の公園を目指して頑張らなくては。
  5月28日  ゆりぐみさん ちゅーりっぷさん
 「ゆりぐみさん」「ちゅーりっぷさん」といってまとめてみんなをよぶことを集団呼称というのだそうだ。このことで特定の人を傷つけることなく、しかも注意する人以外にも注意を喚起させることができるので、集団呼称は保育園や幼稚園でよく使われる。私も「1女・2女・3女」といった集団呼称を使っている。女の子は一人一人を注意すると「なんで私ばかりしかるのよ」と頬を膨らませてけっこう根に持つことが多いからである。褒めるときも同様で特定の個人を「ともこちゃん一人で頑張って草取りしたね」などと褒めると後でその子が周りの子どもにシカトされることも多い。小学生の女の子には集団呼称が有用である。

 男の子は個人を特定して叱ってもあまり気にしない。「大悟。何をしているのだ」などといっても「何で俺ばかり怒るの?」などと思わない。褒めるときも一緒で「大悟ちゃんすごい。がんばって草取りしたね。などと褒めても他の男の子はひがまない。男の子は他の男の子どものことなどみていない。

 男の子どもが叱られるのをみて、女の子はやって悪いことを学習する。男の子は女の子や他の子どもが叱られるのをみて学習することより自分が直接叱られることのほうが学習しやすい。男の子は他人のことなど考えないから。
 もちろんこれは一般論で男の子の内の10人に2人は他人の叱られるのを見て学習するし、女の子の20人の内1人は直接叱られても『自分だけ叱られていやだ』とひがまない子どももいる。でも確率論的にこんな感じと思って、集団呼称をうまく活用すると良いと思う。

 集団呼称を多く活用するのは日本人の民族性とも深く関係しているようで、日本人以外でこのような集団呼称が多く使われているとは限らないらしい。その点についてはまた調べてみたい。

 集団呼称は良い面もあるけれど、物事をあいまいにする要素も持っている。年金問題で「年金の未加入を国民は絶対に許さない」などと野党議員が言うときも国民といった言い方で自分の考えをみんなの考えとすりかえることも多い。正直、年金の未加入などはたぶん多くの人があるだろうし、義務化前のことをとやかくいうのはよしたらと思っている人のほうが多いように思う。でも「国民は絶対に許さない」といった感じで自分を多数派にしていることが多い。
 新しいことをやるには反対が多いものだ。安易に「国民は」などと言わないで「私は」といったほうが良い。その点英語は「I think」で始まる。いつも「私はこう思う」で始まる文化に学ぶ必要性を感じる。
  6月 5日  佐世保における小学生の刺殺事件について
 佐世保における小学生による小学生の刺殺事件については友達からメールが来たり、電話があったり、財団の掲示板に書き込みがあったりした。私自身も財団の掲示板に自分の考えを書いた。以下は財団の掲示板のコピーである。

こころ  2004/06/03(Thu) 19:21 (218.222.227.190)
こんにちは
最近起きた衝撃的な佐世保の小6の事件。原因はPCのチャット(書き込み)によるものと言う
衝撃的で悲しい事件のです。
さて、うちの児童館でも子どもたちにPCを自由に利用させてますが、
このような事件の後だと、自分自身子どもにどうやってPCの利用の仕方を指導していったら
いいのか、悩んでしまいました。
一応ネチケットについて、子どもたちに確認・指導していくことにしましたが、
もっとわかりやすく指導をする方法はないのか、いい案などがありましたら
書き込みお願いします。


2  ともやん  2004/06/03(Thu) 21:51 (210.20.252.53)
 ネットの使い方やネチケットを教えることも大切と思います。同時に生身の人間が一緒にふれあうことの機会を増やすことも大切と思います。でも最近の子どもは切れやすいので、ふれあいをしようとするとすぐにケンカになってしまうこともあります。それをうまくコーディネートするのが、児童館の職員の仕事のように思います。第一に遊び場環境作りにつとめ、第二子ども同士の遊びを危険でない限り見守り、子ども同士の切磋琢磨を保障する様にすることが大切なのではと私は考えています。異年齢・異世代のふれあいやあかちゃんとの交流もとても有意義だと思います。そのためには地域の大人も含めた仲間作りが必要と思います。
 児童館の職員の仕事は子どもの遊び相手や遊びを教えることではなくて、子どもの仲間作りと地域作りではないかと私は思うのです。そのために子どもが群れた遊ぶ空間や仲間作りをすることが必要ではないかと考えています。群れ遊びのための手法としては「名前のいらない遊びを増やそう」「ジャンケン遊びなどのロールプレーを取り入れる」「ツーパワー・スリーパワーで遊ぼう」などのことを考えています。
 http://members.ecatv.home.ne.jp/tomoyant/syuhou/mureasobi.htm
 バーチャルの世界だけでなく、現実の世界での肌と肌とのふれあいを大切にする経験を増やすことが必要なのではないかと私は思うのですが。
3  こころ  2004/06/04(Fri) 13:34 (218.222.227.190)
ともやんさんアドバイスありがとうございました。
PCでの事件のためPCの利用の指導方法のことしか考えられなかったのですが、
PCをはなれた遊びの指導を通しての人格形成が必要なんだなぁ
と感じました。
毎日の積み重ねが大切!
これからも子どもたちとの遊びを楽しんでがんばっていこうと思いました。
 私は今回のような事件はある程度予想のできることであったように思うし、今後ともありうると思う。日常的な血の通ったふれあい(トラブルも含めて)が不足していると思う。たんにネット上のルールやエチケットの問題ではないと思う。
  6月 5日  オーケストラの集いが楽しかった
 今年のオーケストラの集いは楽しかった。トトロ・鉄腕アトム・ドラエもんなども曲もあった。踊りと劇も楽しかった。学生180人・観客乳幼児から小学生・大人・お年より220人だった。
  
  
 演奏の合間には子どもたちに楽器を触らせてくれる優しいお兄さん・お姉さん達です。

  
 あかちゃんも寝ながら参加できる楽しい集いです。

  
 観客が多いのも、新1年生のアストロボーイとドラエもんの劇が楽しいからです。

  
 もちろん演奏の内容もバッチリです。
 tomoyanの『遊びを考える』PARTUに演奏のムーブを載せました。
 tomoyanの『遊びを考える』PARTU

  6月 7日 お気に入りの一枚
 オケラのときにオケラの皆さんと観客のみなさんに協力していただいて、面白いアングルで写真を撮ることができました。私のお気に入りの1枚にしたいと思います。
 6月13日(日)  新1年生も落ち着いて 野外子ども塾  平島公園クラブ
 38名の新1年生も落ち着いてきて、ちょっと安心して子どもの様子を観ることのできる時期になりました。今年もあかちゃんを連れてお母さんのお迎えがあり、女の子どもたちは大喜びです。あかちゃんの時代はほんの数ヶ月しかなく、1年でもう幼児になってしまいます。でもその数ヶ月の癒しの機能は素晴らしいものがあります。アグレッシブな子どももついつい良い子になります。

 あかちゃんと一緒にみんなで記念写真をとりました。

 児童クラブ99名・ジュニアクラブ54名で150人を超えたら部屋は満員になりました。運の良いことに外のテントに塾で使っていた机とイスがもらえることになりました。これも周りの人たちのおかげです。子どもと一緒に感謝しています。子ども野外塾と称して勉強をそこでしています。今は季節が良いので狭い部屋よりも能率があがるようです。土曜日の昼食やおやつにも利用しています。
  
 雨が降ってもテントの下なので大丈夫です。1年生と2年生の女の子たちは大喜びです。


 平島公園もきれいになっています。土曜日や日曜日だけではなくて放課後もたくさんの人たちが遊びに来ます。宝くじ協会からいただいた遊具もみんなに喜ばれています。毎月2回の草取り活動・毎日のごみ拾い・花壇の手入れみずやり・木の剪定など公園の周りの人たちのボランティア活動が平島公園をきれいにしています。子ども遊び場環境作りは同時に地域みんなの環境作りにつながります。児童の健全育成の原点を遊び場環境作りにおくべきと私は思っています。
 

 

 


   


  

 そして大切なことは地元の企業の協力です。ジャスコの黄色のレシートを上記の箱に入れると平島公園クラブに助成がでます。問題は額ではなくて、上記のように公の場所に載せてもらえることです。このことで日常生活の中で大きなアピールをすることができます。公園をきれいにする活動の輪と和を広げていくことが私の夢です。

        
 毎月11日には平島公園クラブにぜひ黄色のレシートを入れてくださいね。この黄色のレシートを入れてくれることは他人のためではなくて、平島公園がきれいになって自分のため・みんなのためになるというのがポイントだと私は考えています。
 6月26〜27日  信州別所温泉に職員旅行に行ってきました。
 年に1回同じ協会内の保育園と一緒の職員旅行があります。いつも飲みすぎの旅行なのですが、今年は節制して純粋に旅を楽しんできました。

 
 旅行先は信州の鎌倉と言われる塩田平周辺の別所温泉でした。北向観音・安楽寺・常楽寺などをみて来ました。

  
前山寺の未完成の三重塔      北向観音前の土産やさん    北向き観音前のゆうやけこやけ

 
 前山寺前になっていた杏です。こんど職場にも植えようと思います。ソバうち体験もありました。

 出かけたら何かを必ず見つけるようにしています。去年の旅行では黒いタチアオイを見つました。種を分けてもらうことができました。今年は杏と象山でお会いしたガイドさんでした。同じ児童クラブの仕事をしていて話が一致しました。

        

HOME