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2003年の日記帳 2005年7月〜9月 2004年10月〜12月 2005年1月〜6月 2004年4月〜6月

 1月 1日  2005年が良い年でありますように
 2004年は新潟県は台風・大雨・地震・余震と災害続きの年であった。2005年が良い年でありますように頑張りたいと思う。
 良い年にするには自らの働きかけが必要である。子どもをめぐる環境が悪化する中で、「子どもの遊び場環境作り」をメーンテーマに頑張りたい思う。

 4月 3日  久しぶりの日記
 忙しくて日記は3ヶ月も書かないでいた。追加して書くことにする。

 春休みは児童クラブ103名・ジュニアクラブ57名の160名となり多忙であった。やっと終わりそうといった感じである。社会不安(刃物で子どもを傷つける等の事件が新潟市内でも頻発した等)が強くなり、子どもを朝から児童センターに自家用車でおいていく人たちが多くなった。結果として昨年よりも実質的に子どもの数が多数となった。

  読み書き計算・ランニング
 読み書き計算・ランニングを主体にして子どもをコントロールし、結果として子どもの自由に遊べる空間を保障するといった戦略をとり、何とかクリアすることができた。やはり基本的なことの繰り返しをうまく変化をつけながら楽しくやっていくことが必要である。
 読みにおいては速く読む・遅く読む・リズムをつける・動作をつける・歩きながら読む・大きな声で読む・小さな声で読む・イメージを深めるなどの変化をつけると飽きないで繰り返しの練習をすることができる。
 書きでは大きく書く・小さく書く・留め跳ね払いに注意をする・ゆっくり書速く書く・意味を考えながら書くなどが考えられる。
 計算では動作をつける・ゆっくりやる速くやる・より速くやる・簡単な計算をたくさんやる・友達と競争してやるなどが考えられる。
 ランニングは私が増やしたものである。自動車社会の出現で歩く量が決定的に不足してきた。この結果欲求不満となり、暴力を振るう・我慢ができない・すぐに切れるなど低欲求不満耐性児童が増えている。ADHD=attencion deficit hyperacitivity disorder(注意欠陥多動混乱)の顕在化も運動不足によるものとも考えられる。ADHDの子どもに行動療法としてランニングやローラースケート・トランポリンを取り入れて一日1万歩以上を歩かせたりしたらずいぶんと落ち着くようになり、暴力を振るわないようになった。


 環境整備と児童館職員の活動
 私は児童館・児童クラブの職員の仕事は遊び場環境作りと考えている。これに対してあくまでも児童館・児童クラブの職員は子どもの遊び相手をしたり、子どもの遊びの指導だと固執している守旧派の人たちがいる。この人たちに共通することは自分たちの仕事は子どもを健全育成するという高尚で偉い仕事と思っているのである。だから草取り・ゴミ捨て・トイレ清掃などは本来的に自分たちの仕事だと思っていない。
 残念ながらそんな高尚で清潔で楽で給与の高い仕事などないのである。私は毎日公園のごみ拾いと犬の糞の後片付けをしている。けっしてきれいなことではない。犬の糞の片付けなど基本的には嫌なものである。でも毎日きれいになると気持ちがよくなる。子どもの扱いも一緒である。この春休みだけでウンチをたれた子ども・しっこをたれた子ども・げろを吐いた子ども・泣いてばかりいた子ども・時間になっても迎えに来ない親などいろいろな事件があった。ウンチやおしっこの始末など誰もきれいな仕事とは思わない。でもきれいにしてあげて子どもが良い気持ちになると我々も嬉しくなる。仕事とはそんなものである。ところが遊びの指導などと考えている人たちはしっこやウンチは自分たちの仕事と思っていないから嫌な顔をする。だから子どもに本音を見抜かれるのである。
 最初から私たちの仕事を環境整備と子どものサポートと考え、汚い仕事を一生懸命やり、きれいになったらいいねと思っていればずいぶんと良い社会になると私は考えている。


 見回りとunderstand
 子どもの遊び場環境作りが私たちの仕事と私は考えている。でも子どもが遊んでいる時はどのようにしたら良いか。子どもは子ども同士による切磋琢磨で成長するから、子ども同士の遊びをサポートし、また子どもにも遊び場環境整備をさせ、遊びのルールを守らせることが大切である。このときの基本として一番周りが見える場所に立ち。危険のないように見守ると共に時に子どもの目線の下となりunderstandするのが大切と私は主張してきた。
 でもそれはなかなか疲れる。立ちぱなっしは疲れる。そこで最近常にグルグル歩きながら見回りを始めた。これは平島公園でやっていたことを職場でも始めたことである。子どもを見守るために回るというより、環境整備も含めて市中見回り新選組といった感じで速歩きで歩くのである。
 ローラースケート場・体育遊戯室・外回りを速歩きでどんどん歩きながらごみを拾い。遊具を片付け・危険な遊びを注意する。私は1日1万歩を歩くようにしていたのだが、なかなか1万歩は難しかった。7000歩くらいであった。ところがローラースケートをさせながらとにかくグルグル歩くと1日1万5000歩を歩くことが容易となった。これは自分の健康にもなるし、違った角度からみるので子どもの様子もきちんとみれる。何よりも危険な行為を叱るために子どもに近寄るのではないでの叱ったとしてもついで叱りなのでイライラしない。またほめることもできる。
 understandと市中見回りは私の子ども理解と子どもサポートの手法である。 

 
自然とのふれあい
 春休み中に子どもを連れてハコベ採り出かけた。ハコベを採ってきてゆでて刻み菜めしを作った。子どもたちも真似をして自分の採ってきたハコベをお母さんに料理をしてもらった。延べ40人くらいの子どもがハコベやモチグサ摘みに参加した。
 このことの意義はお母さんと子どものふれあいをうまく助長することにある。人は何かを媒介としてふれあうことができる。児童館・児童クラブの活動を家庭でもやれるようなことにすることも大切である。とかく児童館・児童クラブの職員は児童館・児童クラブでしかできないことをやろうとする。そういうこともたまには必要であるが、基本的には読み書き計算・ランニングの私としては身近な自然にふれあうことを通し、それが子どもと親のふれあいになるようにと考えている。
 ののはなの詩はとてもいい詩ですね。

 ののはな       (野の花)
 はなののののはな (花野の野の花)
 はなのななあに   (花の名なあに)
 なずななのはな   (なずな菜の花)
 なもないのばな   (名も無い野花)
 4月21日  読み書き計算ランニング
 ゆとり教育とか考える教育が大切といわれ、週休二日制の実施や学校二学期制などで日本の教育はどんどんダメにされていく危険性を私は感じています。そして考えてみると昔の読み書き計算が再度見直されています。
 読みとは斉藤孝さんが言っていられるように声に出してしっかりと読むことだと思います。私はそれに身振り手振りも入れて体性感覚を活用することが大切と思っています。斉藤さんも同じようなことを言っておられました。
 書きというのは繰り返しで何度も何度も繰り返し学習することです。このためにはちょっとした変化をつけて意識的に学ぶ姿勢を変えることが大切と思います。その方向付けをするのが職員の仕事かな。
 計算というのは文字通り計算で基礎的は計算ができなければ何にもなりません。インドの子どもたちは九九ではなくて十九十九まで丸暗記するとのことです。つまり十九十九=361までを丸暗記するということです。
 ランニングというのは私が付け加えました。昔は交通手段が発達していなかたので嫌でも歩くことが必要でした。それが今は交通手段の発達で歩くことが少なくなったのでそれを加える必要が出たということです。

 読み書き計算ランニングに共通することはいずれも基本的・基礎的なことです。基本的基礎的な繰り返しを飽きないでやるには小さな変化をつけることが必要となります。そこのところをうまくやるのが職員の腕の見せどころとなります。
 読みでは速く・遅く・大きく・小さく読むなどが考えられるでしょうし、書きでは??・計算では???・ランニングでは???
 みんなでアイディアを出し合いましょう。
    子どもたちに阪田寛男さんの年めぐりを教えた。30分ほどの練習だったが、とてもリズム感の良い詩なので、一番元気で「ワル」の子どもが一番楽しく一生懸命やった。ようは指導方法の工夫だと思った。スモールステップで少しづつ変化させ適度にほめ、繰り返し繰り返し行うことである。そして子どもたちが最初は無理やりやらせているように見えても最後にはみずから楽しく自主的にやりたくなるようにやることだと思う。
なお下記が年めぐりである。
としめぐり 阪田寛男
かるたたこあげげんきなこ
こけししもやけけやきのめ
めだかかげふみみずすまし
しがつつみくささくらもち
ちまききつつききりのげた
たうええひがささくらがい
いなかかなかななつやすみ
みさききいちごごむぞうり
りんごごいさぎぎんやんま
まつりりんどうどうわげき
きのみみのむししかのこえ
えいががいとうおおみそ


 上記は私一言の掲示板に書いたもののコピーである。そのつどの考えをまとめて日記に保存しておこうと思ったからである。環境整備・安全管理・市中見回り・understand・読み書き計算ランニング・活動のリンク方式・五感から体性感覚へ・すべての遊びを表現遊び運動遊びへ・食べる遊ぶ自然とのふれあい・優しさよりも厳しさを・子どもは子ども同士の切磋琢磨でなどなど私自身の子ども遊びの手法をこれからも見つけていきたい。
4月24日(日)  山遊び
  春になり山菜採りの季節がやってきました。私の山菜採り仲間は同時に児童センターの健全育成の仲間であり、平島公園の仲間でもあります。今日は内の倉ダムまでふきのとうを採りに行きました。まだ雪が残っていて、寒い感じでした。コットンさんとふきのとうを採ってきました。雪の下から出てくるふきのとうはまだ竹色でとても美味しいフキノトウです。
 
 雪の上で記念写真を撮りました。
 
 カタクリの花がきれいでした。
 
水芭蕉も咲いていました。
 
 

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