私の一押しという題で新潟日報夕刊に記事を書かないかとの誘いがあった。せっかくのことなので「日本人はるかな旅」の本紹介の記事を書いて記者さんに送ってみた。もういくつか書くつもりであるが、その一つとして日記帳に残しておこうと思った。

私の一押し「日本人はるかな旅」
団体職員 田中 純一(52歳)
「日本人はるかな旅」はNHKスペシャル「日本人」プロジェクト編集の5冊の本である。(小学生でも読めるマンガもあります。)
日本人の先祖は1万年以上前にマンモスハンターとしてシベリアからその後、黒潮の民が南方から、そして中国南部・朝鮮から渡ってきた。そして多くの民が助け合い、日本人と日本文化を作っていったことがわかる。
日本人のアイデンティティーを取り戻す、私一押しの本です。
200字で書くことってなかなか難しい。私の一押しになぜこの本を最初に選んだかというと、日本人は世界の他の民族から比べ、けっして劣った民族ではないと私は思うからです。とくにすばらしいのは1万年以上前からのマンモスを追って北からきた人たち、九州に定住した南からの黒潮の民そして6千年ほど前からの縄文の森の文化・同時に稲作の文化もすでに始まっていたという。2千年前に弥生の時代となっていくが、遺伝子や骨格等の調査によるとこれらの民がけんかもたくさんしたであろうが基本的には仲良く融合して日本人を作っていったことである。世界の民族なの中では相手を皆殺しにしたり、奴隷としてあつかったことが多いのなかで、この文化は貴重だと思うのである。そんな思いを感じて、私の一押しにした。
上記の本は一冊1800円かと思う。これとは別にマンガ版があり、このマンガ版も大変すばらしいものである。石ノ森章太郎さんの漫画日本の歴史も優れた作品と思う。
マンガは日本のすばらしい文化である。縄文の土器や土偶そして平安の絵巻・江戸の浮世絵・宮崎アニメ・私は自分に絵に描く能力がないだけに、日本文化はすごいなと思う。
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