SONYのVAIO付きビデオカメラを店頭で見かけた。
うーん、凄い。Librettoと同じくらいの面積の液晶に1024x768の表示を ほんとにやってるよ。
使いやすいかどうかはわからないけど、とりあえずあれだけの解像度の 液晶ができるってことだけでも感心する。
解像度(pixel/inch)の高さからいうと今まで見たことのある液晶の中では 米軍用搭載ディスプレイに匹敵するような気がする。
ふと気づくとTRGproに移行してから2ヶ月近く経過。忙しかったせいもあって あっというまに2ヶ月。すっかりPalmOSの生活に移行してしまった。
「PDAではMailを書かない」というかなり思い切った割り切りをして移行したのだが、 今のところその割り切りのおかげで快適に使えている。
家のデスクトップマシンにMailerをインストールする必要があった、とか、 それにより、せめて1週間に1回くらいは起動してMailを受信する必要ができた、 とか、あったけど、まぁ仕方なし。
ちょろちょろっとメモをするだけなら手書き入力の手軽さはやはり絶大であるし、 かゆいところに手が届くアプリケーション群やOSそのものを含めた操作の容易さ もあって、これはこれで一度慣れたら手放せない世界である。
200LXの「何でもできる快適さ」とPalmOSの「割り切った快適さ」は別物だから 単純比較はできないけど、今の生活パターンにはPalmOSの方がよりよくマッチする という結論に至り、移行して正解だったと感じる。
とはいえ、PalmOSも一度は成熟したのだろうけど、じゃんじゃん新しいハードが 出てきて、次の世代に移行しそうな気配でもあり、これからどうなるかは よくわからないのだが。
…で、2ヶ月使ってみたTRGproの使用感だが。
・動作が不安定だった。
たまにハードウェアリセットをする必要があるのだが、一応過去形にしてあるのは、 11月頭にOSの修正バージョンが公開されたから。
これに関しては、メーカーがかなり良心的にアプリやOSのサポートをやってくれる みたいなのであまり心配はしてない。
・バッテリーがカタログ値よりもかなり早く減る。
これはある程度お約束とはいえ、200LXのときは通信を含めてかなり使い倒しても 1ヶ月は楽にもっていたのに比べ、金パナを使っても1週間もちそうにない、 というのにちょっと驚いた。
#ちなみにカタログ値は8週間となっている。
電池が単3ではなく単4であるし、通信をすると減りが早いとカタログに書いてある とはいえ、1週間でアルカリ2本使い切るんじゃぁ地球にやさしくないなぁ。
ということで、速攻でニッケル水素電池に切り替えた。しばらく見ないうちに 充電池の容量も随分増えていて、1回の充電で楽に1週間以上使用可能であった。
よって、バッテリーはニッケル水素に大決定。
・コンパクトフラッシュスロットはやっぱり便利。
611Sを挿して片手の上でWeb巡回、というのはある意味夢のような環境であり、 意味もなく感動したりする。
また、PalmOSだとプレーンテキストも独自形式に変換しないと読めない、という 大問題があるのだが、PalmOS上からコンパクトフラッシュ上のテキストファイルを 直接変換して取り込むアプリがあるので、適当にフラッシュカードに テキストファイルをつっこんどいて必要なときに閲覧する、という割と200LXに 近い使い方ができて嬉しい。
・ジョグダイヤルはやっぱり欲しい。
最後までCLIeとTRGproの間で悩んだのだが、やっぱりこの使い方をする ハードウェアにはジョグダイヤルはぴったりと思うので、欲しいなー。
というか、改造して付けちゃう人がいるのもうなずける。
・GBエミュレータは遅い。
まぁ、どこでも携帯できるマシンのゲームをどこでも携帯できるマシンで エミュレートしてもほとんど意味がないし、本物のハードとソフトを持ってるんだから そっちでやった方が絶対的にいいのだが、 とりあえずどんなものか興味あったので(^^;。
期待に違わず、今のCPUの3倍くらいあれば何とか動くのかもー、という程度のもの であった。
でも、液晶の大きさと特性が似てるせいか、本物そっくりの画面である(^^;。
・英和和英辞典は悲しい。
あまり期待はしてなかったし、ほんとに必要なときは電子辞書があるからいいや、 と割り切ってはいたものの、発音記号が入ってないのがショックだった。
正確な発音のわからない単語をどうやって覚えて使えというのか!?スモール辞書は 仕方ないとしてラージ辞書には発音記号は入れて欲しかった。
語彙数が多い少ないというのは覚悟していたけど、発音記号が無いのは予想外 (調査不足)だったのでちょっと悲しい。
PalmOSに移行しての一番のダメージというと実はこれかも。