間違いだらけの日々思ったこと(2002年1月)

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1月29日(火)

コメット(終) ★★★☆(3つ前),★★★☆/△(前々回),★★★☆/×(前回),★★★★☆/×(今回)

ついに終わってしまった。なんだか終盤は、頼りない王子様が出てきて、 テンションが落ち気味で、正直言って、こりゃあどう考えたって最終回は破綻と思っていた。 でも、その予想に反し、最終回は見事に仕上がったなと思う。

最初に、最終回直前までの状況についておさらいをしてみる。

まず、メテオさん側の方だが、イマシュン絡みで見せ場を作ってるし、 作画的には激燃えシーン連発だった。 まぁ、どうせなら、チュッチュまで行けばよかった気もするが…(笑)。

一方、最終回直前なのに、メテオへの想いがとても深い風岡夫婦の描写はわずかで、 さらに、への6号や神也くんのフォローは全くなくて、 最終回はいくらなんでもコメットメインになるだろうから、 このままフォロー不足で終わりそうな予感と思っていた。

そして、コメット側の方。 王子様モードの偽ケースケの話を描くのに結構時間を費やしたもんだから、 肝心の本物のケースケのことは、さっぱり描写してなくて、これまたヤバい感じ。 さんざん引っぱっておいた王子様の正体も、ケースケでも、イマシュンでも、そして、 もちろん神也くんでもなく(おいおい)、終盤、突然出てきたキャラ。 そいつは、コメットが色んな輝き見せても、なんだかさえないリアクションで、 こんなんじゃ、王子様ってどんな人なんだろとワクワクして観ていた視聴者の気持ちは、 ブチ壊しじゃないかという気もしないでもない。

そもそも、別れが迫っているかもしれない状況なのに、 藤吉家とコメットの関係描写が、足らなすぎる。 王子様の話をメインに描いている場合だったのだろうか。

男の子モードのコメットはいい感じだったし、 作画を生かせる見せ場は非常に多かった。しかし、ストーリー的にいえば、 終盤だというのに、見せ場がなさ過ぎた。

最終回1つ前迄観た私の感想はそんな感じだった。そして最終回。

まず、メテオさんサイド。最終回はコメットメインと思っていたのに、 メテオさん周辺の別れの描写が前回に続き、非常に多くてびっくり。 風岡夫婦との別れも丁寧だし、羽仁兄弟との別れのシーンのかっこいいメテオさんが最高。 そうそう、羽仁弟は、への6号をやってて本当に楽しかったんだよね。

一方のコメットサイドは、全くと言っていいほどの超駆け足。 コメットが帰ることを決意する描写は省略。 思いきったなと思う。いや、そうやるしかないよ。極めて正しい。

で、藤吉家や、コメットの友人達との別れは、ちゃんと入れたけど、 ケースケがない。どうする。もう時間がないぞ…と思ったら、 なるほどなぁ。そう来たかという感じだった。そうだよ、こうなると、 もう戻ってくるしかないのである。ケースケとの関係はまだ続くという状態にしないと、 この物語に一応のケリを付けることはできない。これしかない選択だった。

そして、ちゃんと、星国に戻ってからの、コメットとメテオさん双方の、 星人達との関係描写があったことにも感心。 そして、どちらも、いかにも彼女達らしい描写だった。

とてもうまく構成できた最終回だった。でも、これに、私は5つ星を付けたくはない。 なんだかんだ言っても、この作品は、まだ物語にケリが付かないまま、 途中でシリーズが打ち切られたものであるという事は否定できないからだ。 テレビ大阪は、ファンシーララの二の舞をやってしまったのだ。

この点について、とにかく、どうにもこうにも、メテオさんファンの私は、 メテオさんのことをメインに書くことにする。

思うに、そもそも、メテオさんは、元々は、 コメットを都合よく盛り上げるための道具的な要素の強いキャラだった。 それが、だんだん、 こういうちょっととんがった人間関係もありだろ…と視聴者が納得するようなキャラクターに 進化して行ったなと思う。 なんか、当初制作側が考えていた以上に、 勝手にキャラが成長してしまったという気もしないでもないが、とにかく見事だった。 そして、コメットとのいい関係が出来たところだった。

そんなところで、 この物語は、プラネット王子の問題が、陰謀渦巻く星国全体の大混乱にまで発展し、 その問題解決を、二人が中心にやっていくという展開になるべきだったと私は思う。 ラバボーやムークを拉致してみたり、とにかく、タンバリン星国周辺には、 きな臭い雰囲気があった。明らかにあれは伏線だったはずだ。 これを解決せずに、この物語を終えてはいけなかったと私は思うのだ。 本当は、メテオさんが、イマシュンとのラブラブストーリー以上に活躍できる場が、 その先にあったのではないかと思えて仕方がないのである。

桜を再び観ることができないことを残念がるコメットのセリフは、 制作スタッフの気持ちを代弁しているとしか私には思えない。 その頃まで話数を重ねれば、何かが大きく変わったのではないだろうかと思うと、 返す返すも残念でならない。

そして、そこまでして、今、ここで、ギャラクシーエンジェルを入れる合理的理由が、 どうも私には見あたらない。さらに言えば、 ギャラクシーエンジェルを入れるために打ちきられたとも思えないのだ。 わずか2ヶ月早めることに何の意味があるのだろう。そうではなく、 何か別の理由があったのではないか。 煮え切らない思いが残ったまま、「メテオさん」は終わってしまった。

今となっては、続編が作られることに期待するしかない。

1月22日(火)

日本テレビ インターネットスクール報道に「倫理上問題」

なんか、久々のマスメディアねた。

毎日新聞の情報によれば(このリンクっていつまで有効なのかなぁ)、 BRCは、日本テレビのインターネットスクール報道に対し、 倫理上問題があるという決定を出したそうな。

で、これに対し、上の毎日新聞の情報によれば、 日本テレビのコメントが、あまりにも、いつもの決まりセリフという感じ(苦笑)。 たまには違うコメントはできないものなのだろうか。で、私は観てないけど、 テレビ報道はあったのかな。まぁ、多分あったんだろうな〜。

それはともかく、記事を読むと、偽名の名刺を使ったそうで、 これはかなり悪質だなぁと思う。 名刺を印刷してるくらいなんだから、取材の常套手段なんだろうかねぇ。 ぜひ説明が欲しいトコだが、今のところ、その辺りに対しての、 日本テレビのコメントは発見できず。

ちなみに、番組に対しての視聴者の意見等を紹介する番組 「あなたと日テレ」の番組ページの、 平成13年12月16日の内容で、インターネットスクール報道が、 BROの審理中事案になっていることが紹介されているが、 このページでは、東京のキイ局としか紹介されていないことに思わず苦笑。 いやはや、この時点で、偽名名刺を使って取材したことは、 既に解ってるんだろうし、そんな状況で局名を伏せているのは、 どういうつもりなんだろうかね。この番組の最後では、毎週しつこいほど、 BROの紹介をしているというのに、一方ではこういう態度を取っているわけで、 なんだかな〜と思う。

まぁ、そうは言うものの、今後、この件を番組内で紹介しないはずはないと思うので(次週辺り?)、 それが、どんな内容になるのか、注目したいと思う(…けど、うっかり忘れるかもしれない。苦笑)。 他局の番組審議会のページの場合は、全く記録に残さないところも少なくないので、 日本テレビのようにちゃんと記録を残しているのはありがたいと思う。

でも、まさか、この件が番組で一切取り上げられないとか、 取り上げても、悪質な偽名名刺の件に言及しない…なんてことはないよね。

ちなみに、BROのページでは、 インターネットスクール報道について、 今回、BROが決定を下したことについては、今日現在で、 まだ紹介されていないが、日本テレビという局名は出ている。

そういえば、BROのCMは、最近、非常によく見かけるようになった(ラジオでもよく聴く)。

1月17日(木)

寿がきやの謎

1999年6月前半の日々思うこと で、紹介したテルミナ味の街の寿がきやに、 「コリアンラーメン」という新しいラーメンがあったので、 食べてみた。なんか予想以上に辛くていい感じだった。

食べている時にふと辺りを見回すと、あれれ、客はなんだか女性ばっかりじゃん。 ここの寿がきやって、女性専用だったかなと思って一瞬焦った (昔は女性専用の寿がきやが結構あったんだよね。最近はあまり見かけない気がするが…)。 そういえば、「女子供はすっこんでろ」と言えば、某吉野屋ネタだが、 ここの寿がきやは「野郎はすっこんでろ」状態だった。 名古屋弁使って、ネタが書けそうだなと思ったが、面倒なのでやめた(←おいおい)。

ベイブレード2002 ★☆

三浦浩児脚本。タカオだけかと思ったら、レイもマックスも謎の敵に負けていたという話。 まず、第一のツッコミどころは、なぜ、 マックスと謎の敵のバトルの映像があったかということだな。 それから、ツッコミというほどではないが、キョウジュのラーメン屋の息子としての描写が、 なんかキョウジュらしくない感じ。キョウジュも旧ベイブレのキョウジュではない別の何かになってる気がする。次回予告ナレーションもどうも旧作ほど気の利いたセリフがなくて物足りない感じ。

後は掃除をやらないタカオを追っかけるヒロミの話。 キョウジュが映像を分析したら、 とても小さい聖獣を発見したというのもなんか盛り上がりに欠ける感じで、 う〜ん、なんか地味だなぁ。もっと大味で粗っぽくてもいいから、派手にやって欲しいなぁ。

実は、旧ベイブレードのアニメようやく全部見終わった。いやはや感動した。 こんなにすごい展開になってるとは思っていなかった。マックスがいい、レイがいい、 そしてカイがいい(…ってタカオは? 笑)。 とにかく、激燃えだった。終盤は★★★★★級のエピソードの連続だった。 それを楽しんだ後に観た2002第2話は、あまりに…だった。これから面白くなるのかなぁ。 まぁ、全部の敵キャラがちゃんと出てこないと見えてこない面もあるとは思うが。

七人のナナ(新) (第1話)★★★★☆,(第2話)★★★☆

今川泰宏原作、脚本、絵コンテで、出演もありの自作自演。 ナカノナカ氏が喜びそうなアニメだなと思ったら、 感想掲示板を見てみると、 やっぱりそうだった(笑)。 とにかく、第1話は良く動いていて、第2話もそのテンションは結構保てていた。 …というか、この先もこの作画で続けられるのかな(笑)。

AIKaやナジカなどは、あるものを殊更強調して見せて描いているアニメであるが、 このアニメは、あるものがどうしても見えないのを殊更強調して描いているアニメだなと感じた。 どう見せないかが、この作品の売りなのだろう。

でも、なんか、これだけ作画に気合いが入っているのに、 作品としては妙に薄っぺらい印象がある。

設定的にはなかなか面白いところを突いているし、 七人のナナにはそれぞれ面白そうな個性はあるようだし、 色々、話を盛り上げることができそうな雰囲気はあるんだけど、 今のところはあまり盛り上がってない気がする。

特に、ナナが憧れているという少年が、とてもキャラ的に薄っぺらい。 こんなにナナが憧れるんだから、もう少しキャラとしての良さを描写しても良さそうなものだが、 今のところは、ちょっと気の弱いけど素直そうなだけの少年という感じ。 この少年をこの程度のキャラとして話を進めていくというなら、 このさえない少年に、なんでナナがここまでお熱なんだろということが理解できず、 その結果、ナナのキャラの魅力まで下がってしまうんじゃないかという気がするが、 まぁ、今のところはまだわからないか。

とりあえず、最初は作画で盛り上げといて、後でストーリー的に盛り上げていくのかもしれない。 それとも、やっぱ、このまま物語的には淡泊な状態で進めていくのかな。 そうなると作画が失速した時、相当辛くなるような…。

1月15日(火)

UFJ銀行の罠

今日、UFJ銀行が誕生したらしい。テレビでUFJ銀行誕生のニュースを見ていると利用者の一人は、 単に銀行名が変わっただけで何も変わらないと言っていた。 でも、私にとってはそれは違った。UFJ銀行の罠にはめられたのである。

私は、別に自分の意志でそうしたわけではないのだが、 成り行き上、東海銀行の本店に口座を持っていた。 お金を振り込んでもらう場合は、支店名欄には、本店営業部と書いていた。 本店と書いても問題はなかった。

ところで、UFJ銀行の本店は名古屋に決まったと事前に聞いていた。 つまり、私の口座がある本店がつまりそのままUFJ銀行の本店になり、 「東海銀行本店営業部」が「UFJ銀行本店営業部」になるものだとばかり思っていた。

しかし、現実は全く異なっていた。最近届いた東海銀行からのお知らせには、 衝撃的事実が記されていた。

私の口座は「UFJ銀行本店営業部」などではなく、 なんと、「UFJ銀行名古屋営業部」になるというのだ。 名古屋営業部だとう? 自分の口座書くときに、支店欄は「名古屋営業部」と書くのか。 事情を知らない人には、誤記と思われそうで不安だ。

しかも、銀行コードも変わってしまう。 三和銀行だったコードになると言う。 ちなみに、三和銀行の本店営業部は、大阪営業部になるというのだが、 あっちは、銀行コードも、店番号も変わらんのである。ふ、ふざけんな。 結局、名古屋が本店というのは名目だけといういい証拠だ!

おまけに一番不愉快なのは、UFJ銀行のWebサイトに 合併時の支店名、店番号の変更一覧 があるのだけど、名古屋営業部が載っとらんがね!! 支店の変更案内だから、本店は載せないと? そんなたわけな話がありゃ〜すか!?

そんなわけで、今後、どんな実害があるのか、ないのかはよくわからんが、 とにかく不愉快なのである。 そういえば、やっぱ、給料の振り込み口座変更手続きは必要なんだろうな。めんどくさい (ちなみに電話料金とかの口座引き落としの方は手続き不要というのには、ほっとした)。 ちなみに、もちろん、色々めんどくさいから、頭きたからと言って、銀行を変えることはしないけど(苦笑)。

1月10日(木)

はるか高みから

全く勝てる気がしない。 はるか高みの暗闇から、盤面に銀のスタイラスペンを振り下ろされるがごとく、 私の白石は次々に追いつめられていく。

始めたばかりは、みんなそうだとわいえる氏は言う。 しかしだ、この先、何度戦いを挑もうが、私はこいつに全く勝てる気がしない。 その碁には、長久の歳月を感じるのである(←新明解の勘違い)。

しかし、9x9碁とはいうものの、いつでも、どこでも私の相手をしてくれるCPUは、 ペンティアム4などの高速CPUでさえもなく、高々、乾電池駆動のSH3であり、 それほど長い考慮時間も使っていない。おまけに強さの設定はもっとも弱いものになっている。 こんなものに全く勝てないようでは、わいえる氏などには勝てるはずもないだろう。 …などと思いながら、通勤列車の中でうなり声をあげそうになる最近の私であった。

ハリーポッターと賢者の石(吹替版) ★★★★★

実は去年観た。小田井のシネマワンダー。 わいえる氏の感想とほぼ同じような意見。

特に映像がものすごい迫力だった。 テレビのCMとか紹介番組に出てくる映像は、地味な部分ばかりで、 本編はあれよりずっと迫力あるシーンが満載。 箒を使った球技の映像が特にすごくて、たくさんの箒に乗る魔法少年達が出てきて、 空中で激しいバトルをする映像は、今まで観たこともないような圧倒的な迫力なのだが、 なんだか、映像に合成したような不自然さを全く感じないので、 むしろ、SFXという気が全くしなかった。 …っていうか、ああいう凄い映像観た後じゃ、箒を使った映像は作れないじゃないかと苦笑。 まぁ、そういうシーンはメインにするのはやめることにしよう(おいおい)。

物語については、見応えはあったが、ちょっと詰め込みすぎな感じだった。 話を進めるのを優先した結果、キャラの面白さをじっくり描くシーンが少なかったという印象を受けた。 後半、ロンくんが魔法の巨大チェスで大活躍するのだが(その時のロンくんの演技が激燃え)、 そのエピソードの前に出てくるロンくんがチェスが強いというシーンが、 ちょっと付け焼き刃過ぎた。

それと、ハリーは、冒頭、確かに、家庭で虐げられた生活をしているシーンなどはあったが、 全般的にはあまりにもトントン拍子になにもかもうまくいくので、 ちょっと、気持ち的には、あまりハリーを応援する気になれなかった。 そういえば、たくさんのフクロウが手紙を渡そうとするシーンは、なんだかオーメンみたいだったね。 なんとしても、手紙を渡さないようにしようと思うオヤジの気持ちが、私にはわかるぞ。

それはともかく、私は、ハリーよりも、むしろ、ロンくんを応援しまくっていた。 ロンたん最高(笑)。あの顔やら、演技やら、くしゃくちゃに丸めたパンとか、駄菓子のおまけ収集マニアなとことか、 何もかもがよかったなぁ。

で、タイトルにも使われている賢者の石自体は、その力を特に見せつけるシーンがあるわけでもなく、 映像的にも、凄い石だという描写もあまりなかったが、それが逆に新鮮で、面白かった。

あの鏡のトラップのせいで、賢者の石を狙う人間が仮にいたとしても、 絶対に一人では盗み出すことはできない。でも、逆に、ハリーがその事件に関心を持てば、 その力を借りて、賢者の石を奪うことはできる可能性はあるが、 ハリーは偉大な力を持っているから、きっと、その男を倒すだろう …とか考えて校長(だったかな?)が作ったトラップなんだろうな〜とこのエピソードを観ながら思った。

それから、最後に、各クラスの成績紹介をするのだが、 ハリーの点数が、ロンたんとかハーたんの点数とそれほどは違わなかったのがこれまた良かった。 そして、彼らが危険なことをしようとすることを必死になって止めた男の子(名前忘れた)にも、 点数が与えられたオチが最高によかった。そうそう、この子こそ、もっと評価されるべきだと、 私も思ってたよ。

他にはハーたん(ハーマイオニー)がどうにもこうにも可愛くて、私を殺す気か…だった(笑)。 ただ、あまりにも可愛すぎて、ちょっとキャラに合わない気もした。 例えば、彼女が泣いて走り去るエピソードがあったが、かわいいハーたんのそんな姿を観たら、 ハリーでなくても、誰もが彼女を見過ごすことはできないに違いない(笑)。 ハーたんの吹替が、もしも、三橋加奈子だったら、結構、どんぴしゃかな〜と映画を観ながら思った。

そういえば、わいえる氏のページを観て気づいたが、 スネイブ先生って、トカゲヘッドの人だったのか。そういえばそうだ。 それにしても、トカゲヘッドの演技は本当に良かったな。

シュレック(吹替版) ★★★★

新年早々、浜松でやのたか氏と観た。

実は、シュレックは予告編を観て面白そうだと思っていたが、 わいえる氏が、シュレックは面白そうだと思ってたのに、 ちょっと期待はずれとか言って(そして、書いて)いたので、 Tsupo氏と見に行く予定がちょっと潰れてしまったこともあり、見に行くのやめようかなぁとも思っていた。 でも、わいえる氏との、作品感に対するガンマ値がどれほど違うかを、どうしても確認したいと思ったので、 見に行くことにした。

で、実際観ると、結構面白かった。 特に、CG映像は非常に味があって良かったが、わいえる氏の感想はとても理解できた。 予告編とかを見る限りは、なんかもっと風刺っぽいのがあるかと思ったが、 オチはわりと変わっているが、それほど毒はない作品だった。 おとぎ話のキャラを連れ去って…というエピソードも、結局は連れ去っただけという感じで、 伊武雅刀声の背の低い王様は、たいして悪い人でも個性の強い人でもなかった。 映画的な緊張感のあるシーンが少なかったし、笑わせる演出はなにやらテンポが悪いと感じた。

心配だった濱ちゃんの声は、やっぱり予想通りあんまりうまくはなかった。 演技がどうとかというより、わいえる氏に言うように、声の通りが悪い。 お姫さんの方の声は悪くなかった。

オチは良かった…というか、こういう作品を作ったということ自体を評価したい。 ただ、一般観衆というものは、美しいものに憧れ、映画にはそういう夢のあるオチを期待するはずで、 そういう意味で、観衆の心が奪えたかということには疑念はある(本当にこれで宣伝文句通り、 全米No.1映画だったのなら、ちょっとアメリカ人に敬意を表したいが、 あの全米No.1って本当のところはよくわからんからなぁ。笑)。

かといって、醜いことが可哀想とかいうお涙ちょうだい系のような話よりは、 こういう風なさらりとしたオチの方が、私は好感を持つ。 映画としてはスケールが小さすぎる話だったかもしれないが。

そういえば、かえるとへびの風船のシーンはとても良かったな。

もっとどれみ (あいこ父失業話)★★★★☆/×,(学校に行けない子の話)★★★★★

去年最後の話と、新年分はまだ未読。 あいこっちの父が失業する話は多分栗山緑脚本。 相変わらずあいこっちの不幸話は迫力があって圧倒されるが、 最後に玉木父に雇われるオチがちと恐すぎ。 クラスメート、それも、今は一応友達になったとは言え、 何回も敵対したことがある子の親が、 自分の父を雇うことになるなんて、ちょっと小学生にはキツすぎな話ですわ。 だから、玉木麗香の笑顔を見て、私は素直に喜べないんだけど…。

で、その次は、学校に行けない女の子の話。今回は事実上の問題解決編。 これも栗山緑脚本だったと思う。 どんな子も愛で受け入れてしまうどれみたんをうまく描いた傑作。 でも、やっぱ、どれみって、セーラームーンでのうさぎと全く同じキャラだねぇ。 どちらも講談社の女児系看板アニメだけに、 ちょっとはキャラの違いを出すべきじゃないかという気もするが…。

ところで、このエピソードは数話をかけて描いているだけに見応えがある。 こういう話を一話だけでハッピーエンドにしてしまうと、 「そんな簡単に解決するもんじゃないよ」と、視聴者が納得しない。 だから、数話をかけて、丁寧に描写していった心意気を高く評価したい。 そして、竹内順子声の少年(まさと)の言い分には納得いくなぁ。 学校に行けない子の心の中が本当に大変なことになっているという事は、 非常に良くわかるが、そういう側の話を聞くだけでは、問題の全体は見えない。 どうしても、そういう子は被害者意識に心を奪われてしまっている面があるのだ。 そんな中で、どこかしら、 物事を冷たく分析している雰囲気を感じる竹内順子の声が響いたなぁ。名演技。

ま、話として、やや荒っぽいなと感じる描写がないわけではないけど。 例えば、前の担任が、ひきこもり系児童の学校に行って教えている話というのは、 やや(ご都合的に)話を作りすぎた印象を受けた。

ベイブレード2002(新) ★★/△

福嶋幸典脚本。この名前は聞いたことがある、誰だったかなぁと思ったら、 デビチルで書いてたのか。

実はまだ去年のベイブレードの未読は終わっていないが、少しずつ消化中。 カイが裏切ったとこまで観た。非常にワクワクする展開なので、 早く全部見終わりたいが、なかなか終わらないや(苦笑)。 連続物語系アニメということで、前の回を観てないうちに、今週のは観れないなぁと思いながら、 毎週過ごしているうちに、大量に未読がたまってしまったのだ(苦笑)。 全部見終わったら、感想をまとめて書く予定。

で、新番組の方まで、それを待っていたら、またまたどんどんたまってしまいそうなので、 こっちはさっそく視聴。事前情報で、キャラデザ一新という話を聞いていたので、 カニパンや、メダロットのように、○○ではない別の何かになってしまうことを心配していたが、 その予想通りになってしまった感じ(笑)。 (それにしても<EM>タグって大抵のブラウザでは、斜字になることが多くて、その見栄えがなんかいやですね。スタイルシートでいじるにしても単なる強調文字じゃ、<STRONG>と同じだし、悩むなぁ。苦笑)

カニパンのように尻切れで終わったわけではなく、前作は、 しっかりオチはついているようなので、ま、いいかとは思うけど。

それにしても、タカオのベイブレードへの意気込みを、 戦いを観て理解したはずのタカオのじっちゃんが、「コマ遊びはそろそろ卒業して欲しい」とか、 なんとか言ってるのにはちょっとがっかり。 出てきたミスターXも、前シリーズと比べ、特段すっとんきょうな感じもなく、 これまたがっかり。甲斐田ゆきの演技もあんまり面白くない (ちなみに甲斐田声であることは1ツポ秒でわかった)。

ベイバトルは、クラッシュギアを意識してか、3DCGになってて、まぁ、 絵として綺麗にはなってるけど、別に前の感じでも悪くなかったな。まぁ、 コマファンにとっては、綺麗に回っているコマの方がかっこよくていいとは思うだろうけど。

新キャラとして、前作ではほとんど居なかった女性キャラがいきなり登場。 どうも一人はレギュラーキャラっぽい。 いや、私もベイブレードが始まった頃は女の子キャラがほとんど出ないのを、 物足りなく感じてはいたのだが、でも、今となっては、猫耳マオと、 テニス少女エミリーと、 マックスのママンだけで十分だったと思うようになった(特に、二人が出会った時の、 反米むき出しの中華猫耳マオと、やっぱり虚勢をはるエミリーは最高だったな)。 だから、なんか、女の子キャラがあまり出てこないことが、 ベイブレードらしいと思うようになってたんだけどな。

ま、それはともかく、レギュラーキャラっぽい女の子のヒロミは菊池志穂声。で、見えたあれは、 あれなどではなく、スカートの内側だとわしは思う(おいおい)。 それはともかく、動画的にはなんだか、正面から、机の上に座るシーンとか、 立ち上がるシーンとか描いているから、やっぱ、狙っている気がする(笑)。 コンテは橋本光夫。作画監督とキャラデザはなんと長森佳容だ。

もう一人の女性キャラが、声が、なんとなんと、久川綾 (レイの出番が今回のシリーズは少ないのかな。笑)。 おまけに何と眼鏡を標準搭載する先生だというのだ(名前がケイコというのがなんだかなぁ〜。笑)。 もちろん、そんな既にそれで倍満というキャラが、劇燃えでないわけがなく、 私を殺す気ですか(笑)…というか、 久川で劇燃え女性キャラというのは、もうないのかと、すっかりあきらめてたのに、 今更になってそういうことがあるとは、なんだか嬉しいぞ(←おいおい)。

でも、まぁ、お話の方はあんまり面白くなさそうな予感。キャラデザは、まぁ、 それほど不満はないけど、でも、前の方が、味があったな。 特に前作シリーズ後半は作画が良くなっていって、カイくんなどは、 とってもオトコマエになってたので、カイくん燃えな娘さん方は、 今回の絵にはがっかりしてるかもしれない。

ハンター×ハンターOVA 1 ★★☆/×

岸間信明と菅良幸脚本だったかな。間違いかもしれない。 テレビシリーズ最終回のそのまま続きの話。 OVAなのに、30分アニメものの2本という構成。 OP,EDもそれぞれ有り。

テレビシリーズからかなり間があいたというのに、 今までの話を振り返ることも十分していないので、コアなファン以外が観ると、 ちょっと戸惑うかもしれない。 おまけに、原作エピソードにそのまま従って話を作っているようだが、 物語的には、盛り上がっているとは言えない頃の話で、 内容は地味であることは否めない。 OVAシリーズ第一作にしては、見所が少なすぎる。

さらに、予言を読み上げるシーンが問題。 予言書で出てくる人物は、名前ではなく、数字(それはつまり旅団の団員番号)で呼んでいるのだが、 漫画では、活字なので、読んですぐ解らなくても、確認しながら読めるだろうから、 それはそれでいいだろうが、アニメで、そのまま読み上げるだけでは、 誰が誰か非常にわかりにくい。 ちゃんとわかりやすいようにしていないのは極めて不親切だと感じた。それが×の理由。

鎖とかのアイテムなどの、それぞれの複雑な事情(約束事)をうまく使った話だとは思うが、 ちとアニメで描写するのには難しい部分ではある。私は、アニメは一通り観ているが、 原作漫画はあまり読んでないんで、余計こんがらがった(苦笑)。

魔法遊戯(OVA版) ★★★/△

HxH借りる時に見かけたのでついでに観る…というか、設定からして、 新明解のために、作られたような3DCGアニメじゃないかという気がするし、 アニマスの広告とかでとてもしばしば見かけていたのだが、 でもなぜか、あまり積極的に観たいという気にはならなかった。 それはなぜだろうと考えてみると、この作品は、その宣伝のやり方からして、 恐らく対象視聴者として子供(だいたい小学生高学年以下)を考慮していないが、 そういうアニメの場合、その中でも特に、女の子キャラがメインなものでは、 どうも物語的にもキャラ的にも、面白いものはあまりないと感じているからだろう。

それは、私の好みの問題によるところも多いが、でも、 子供が対象になってないものの方が、むしろ、薄っぺらいものが多いと感じるのは 私だけなのだろうか。 「萌え」とかいう世の中のキーワードが、諸悪の根元なのかもしれない気がするが、 私もそうなると、やっぱり、その悪の片棒を担いでいるのだろうか。 なんか、子供向けに作られた魔法少女モノとそうでないものはどうも違うのである。

前置きが長くなったが、食指はあまり動かなかった魔法遊戯は、 観てみるとわりと面白かった。倉田英之脚本。 今まで、日本のアニメーションでの3DCG使用というと、ほとんどの場合、 背景とかメカばかりだったが、このアニメは、キャラクターアニメーションに、 3DCGをうまく使い、作画アニメでは難しいと思われる動きをふんだんに使っていていい感じ。 魔法のエフェクトとかも結構いい感じ。 なんかIllusionを使ったっぽいものもあるが、もしかして、Illusionなのか? だとしたら、ぎやあ、先越された(笑)。

ただ、なんか全体的に色彩はあんまり良くない感じがする。

さかな魔法少女で、実は非常食という設定は結構へんてこな斬新さを持っていて面白い。 物語的にはとりあえず、ザコキャラ的なやつとの対決シーンがあり、 その後、悪の皆口裕子キャラが、これからモリモリ活躍しそうな感じってところで終わっていて、 まだまだこの先観ないと面白いと言えるかどうかわからんな〜という感じ。 でも、ちゃんとそこそこ物語に引き込まれる展開にはなっていていい感じ。 ただ、魔法少女モノにしては、 結構バイオレンスな描写が多くて、その辺りは、私は好きじゃないな。

それにしても、皆口声の、なんだか変な演出の、わざとらしい高笑い声は、 マニアにはたまらん気がするが、その筋の人はどう思っているだろうか。

キテレツ(実写版ドラマ) ★★☆/△

まずまず楽しめたし、コロちゃんがいなくなった事を残念がるシーンはなんかよかった。 3DCGコロちゃんがことのほか、実写とうまく合成できてた。

でも、江戸時代(だったけ)に発明されたはずのコロちゃんが、 航時機のことを「タイムマシン」と呼んだのは、 あまりにもおかしい。原作でそう言ってたとは思えないけど、原作を知ってる人誰かいないかな。 それから、書いたことが必ず実現する手帳(名前わすれた)を使ったネタだが、 いくらなんでも、神主のおじさんの奥さんが死ぬシーンに出くわしといて、 キテレツが奥さんは死なないようにする予定を書こうとする発想をしないのは謎すぎる。 そう思ったけど、出来ない事情があるとか、そういう話にすべきだと思った。

エスパー魔美(実写版ドラマ) ★★/△

まぁ、エスパーという設定を借りているだけで、 原作とは違う別の何かとして観た方がいいかもしれない。

だいたい、名古屋弁を話す高畑くんなんて、やっぱ想像できんがや(笑)、 そもそも、高畑くん系キャラが名古屋に居たとしても、やっぱ、ま〜、あんまり、 名古屋弁は話さんと思うわ。きっと、ですますを使いながらも、 ちょっとだけ名古屋のなまりアクセントが入るタイプだわ(←こんな微妙な演技難しいだろうね。笑) で、変に標準語なもんだから、いじめられる。そういう設定の方がリアル感があってええがや。

そんなわけで、いろんな人の名古屋弁が違和感あったけど、まぁ〜、仕方ないがや。 名古屋には大阪での「吉本新喜劇」みたいなものが、それほど育っとらん。 劇で、名古屋弁をどう使えば違和感がないか、 名古屋人のやつも実はよ〜わからんと思うわ。

だいたい、名古屋弁女優としてよく知られている山田昌でさえ、 自分の使う名古屋弁を、「放送用名古屋弁」と言っとるがね。 名古屋弁を劇で使うことは、それなりに苦労がありそうだわ。 そんなもんだから、ドラマで、本当に違和感の少ない名古屋弁を使うことは、 めちゃめちゃ難しいことだがね。

そういうわけで、 ま〜、こういう面白い試みをやっとるということに意味があるんじゃないかと思うわ。

………。

…はぁ、はぁ、疲れた。名古屋弁風に書いてみたが、うまく書けんわ(笑)。 そういえば、辻殴り団の連中は生々しかったな、名古屋弁の使い方も、 この連中はなんだかリアルな感じで、 暴力を繰り返して、ストレスを解消してるような雰囲気のやつ、 結構、学校に居たよな…とか昔のことを思い出したよ。

1月4日(金)

磐田へ

名古屋に大雪が降った日は、両親宅に居た。 (両親宅という言い方は変な気もするが、実家ではないのだからしょうがない)。 妹二人も来たのだが、下の妹は最近すっかり関西なまりが板についていて、 日頃、エセ関西弁をしゃべろうとして挫折している私はちょっとうらやましい。 ちなみに上の妹は、どちらかというと、浜松なまりなので、 使っている方言がみんな違うというヘンな兄妹なのだ。

正月は、某観音におまいりに行って、おみくじをひくのが恒例となっている。 今年も吉。最近、この観音様のおみくじは吉が出ることが多くなった気がする。 昔は凶が三連続で出たという経験もあり(その年は大学受験で以下略…)、 なかなか根性のあるおみくじだと思っていたのに、 最近は吉を増やしているのだろうか。そうだとしたら残念なことだ。 まぁ、やたらと大吉がでるよりはまだましなのだが。

ちなみに、浜松で、やのたか氏と、映画「シュレック」を観てきた。 わいえる氏が私の感想を待っているようなので、後で書く予定。 そういえば、去年、ハリーポッターも観たというのに、この感想もまだ書いてない。 こっちの感想はわいえる氏の感想とあまり変わらないので、わいえる氏のページを、 参照してもらえばいい気がするが…。

そういえば、某掲示板で私の噂をしてる人がいる風情(PJ風に)。 おやおやと思って、全部読んでみると、まぁ、概ね妥当な意見のような気もする。 でも、厳密にはそうではなくて、こうなんだとこのページに書きたいところなのだが、 今はその時ではないと思うので、まだ書かない。 「日々思うこと」と銘打ったページのわりには、 実は思ったことの半分も書くことができてないのが現実なのだ。 それはめんどくさいからやめる場合も多いのだが、書くかどうか迷ったあげく、 やめることもある。そういうわけなので、その辺りは、ある程度、 読者の方で察してください(苦笑)。 それにしても、やっぱ、そうじゃないかとは思ってはいたけど、読んでるんだねぇ。


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Last Modified on Saturday, 25-Aug-2007 14:19:57 JST