間違いだらけの日々思ったこと(2004年4月)

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4月26日(月) - ケロロ軍曹…など

ケロロ軍曹 ★★★(平均)

今日、4週分連続で一気見。疲れた。2週目の桃華の表裏ぶりの描写の部分とかは、 わりとクリティカルヒットなギャグだけど、全般的には、わりと淡々と見てしまう。 そんなに飽きないけど、クリティカルヒットなギャグは時々。 こういうのって、個人差あるよねぇ。ヒットする人はヒットしまくりなのかも。

ところで、表裏ありのお嬢様が池澤春菜じゃ、順当すぎて新鮮味がない気も。

あとは、女の子絵が見所か。ミニスカがにまたで踏みつけるとか、 掃除機で吸われるとか、逆さづりとか…。 でも、あんまりやらしくない健康的な絵だねぇ。それもよしということで。

劇空間感想その後

なんか、こないだのプリキュアショーのURLが、 今頃いろいろと紹介されている模様。

ちょうど、あぶなげな劇空間感想を書いている日に、タイミングが悪いというか、 いいと言うか…。

日頃、ここのページをまわっている人なら、新明解なら、あの程度の暴走ぶりなど、 ありそうなことだと思って適当に流してくれるかもしれないけど、 いつもはここを見てない人が、 プリキュアショウの記事を見るついでに、あの劇空間感想を、 読んでしまったら…。しまったら…。しまったら…。

ま、日付部分アンカーへのリンクが紹介されているから、 その上の感想文群は読まれていないと、信じることにしよう。

4月25日(日) - ふたりはプリキュア劇空間モード感想…など

あらかじめ書いておくけど、★の数だけはいつもの脳内基準通り。

劇空間感想モードとは何か? (劇空間モード)

さて、昨日も書いた通り、今回は実験的に、 劇空間感想を書いてみることにする。

劇空間感想とは何か? 私が定義したその言葉をまず説明する事にしよう。

子供時代、ガラスの仮面という漫画を読みながら育った私は、 その劇中劇の魅力にすっかり、取り憑かれてしまった。 その影響もあってか、自分の書くアニメ感想の中にも、 この手法を取り入れ、しばしば感想戯言の中に、時折妄想物語をでっちあげ、 感想を補完する試みを行ってきた。

それを、私は感想文中劇でも呼ばせてもらうことにしよう。

しかし、それは、感想の延長であることには変わりがなかった。 感想文の中に創出された妄想物語は、常に感想を補完する形であり、 それは基本的には、作品に関して思ったことの延長であった。 作品に対して思っていないことまで書いてしまった時は、ツッコミ等をして、 私の心に思っている世界、それは例えば脳内現実世界 とでも呼ばせてもらおうか、その世界に引き戻すことを心がけてきた。

でも、ある時、感想を書きながら、ある事が頭をよぎったのだ。 単に作品について思ったことだけを書いている事を繰り返していると、 時折、以下のような結論に陥ってしまうことがある。

そこそこ面白い展開。

…とか。

そこそこまとまった話作り。

…とか。

それでいいのか? 否!!

(筆者注: 既にこの文章は、 劇空間モードに入っており、 すでに書いていることは思っていることの延長ですらないのかもしれないのです。)

所詮、Webに公開する形で書く感想は、面白おかしく読んでもらうことを、 主眼とすべきではないか!

でも、そこそこ面白い作品は、本人にとっては、所詮そこそこ面白い作品でしかない。 それを、思ったことだけを前提にして、面白おかしく感想にまとめるのは、 精神的に無理がある。無理があるのだ!

まてよ…。

面白おかしくするために、本当は思ってもいないことを創作して、 名目上は感想文というの形に仕上げるという手法が存在してもいいではなかろうか。

そうだ。なんだ、そうじゃないか。それのどこが何が悪いというんだ。 本当は、心にも思ってもいやしない作品感想文。 それは、著作権法にだって触れやしない。

だいたいだ。ずるがしこい連中は、すでにそうしてきただろうが…!!

そう、子供時代、どこの学校にも、夏休みに読書感想文という宿題があったよな。 推薦書などというのを与えられて、それについて感想を書くヤツさ。 あれでさ、本当は面白くも何ともないと感じているのに、 すごく面白かった、…などとさも思ったような文章を書いて賞を取る。 そんな、偽善者のようなヤツがいただろ。

何? 全然気づかなかっただと。 一体お前は、社会の何を見ていたのだ。 この世の中にある創作物がすべて、そんな愚かで純真なお前達を育てるために、 用意されているとでも思っているのか。 そうじゃないぞ。子供向けと言われる童話の中にだって、 そういういかがわしいものを感じとる力を育てるヒントが、 至るところに埋め込まれている。 単にお前が今までそれに気づかなかっただけだ。

でも、念のため言っておくが、ヤツらは偽善者ではない。 何故なら、その読書感想文という形で、 すでに読者を楽しませているからだ。

それは軽蔑されるべき行為なのか。いや違う。 彼らはすでに優秀なエンターティナーでしかないのだ。 そして、あーこの本でこの子はこんなに感動したんだな …と純真に思っている大人を含めた感想文の読者たちを、 腹の中では蔑んでいるのだ。しかし、誰がそんな彼らをせめることができようか。

そんな社会に誰がした!

はぁはぁはぁ、一体、何を書いているんだ俺は…。 劇空間感想の話だっただろうに…。

そんなわけで、劇空間モード、そしてその状態で書かれる劇空間感想の事がよくわかったと思う。 だから、以下のプリキュアの感想文はあくまでも実験であり、 その文に挑発されて、プリキュアを愚弄したなどと、 本気で怒るのはなしだ。たかが感想書きが、 偉そうにアニメについて語りやがって、などというのもなしだ。

しかし、感想文が面白くない…というのは、アリだ。

だがな。もしそんな事を書いてきたとしても、 本当に面白くないと思っているのか、 それとも、プリキュアを愚弄した事を怒っているはらいせでそんなことを書いたのか、 はたまた、単なる何にでも反対したいあまのじゃくなのか。 その貴様の文章から、見抜いてやる、見抜いてやるぞ

(筆者注: 念のため再び書きますが、既に今までの文章が、 劇空間モードに入っています)

ふたりはプリキュア (劇空間感想)

前回までのあらすじ

「プリキュア」という作品の感想を書こうとした時、私(新明解)は、 ある壁に突き当たった。

プリキュアの前に放送されていた、「ナージャ」という作品は、 たとえば、どれみを中盤から支えるようになった某M社にとって、 ある実験を兼ねていたように思う。それは、荒っぽく言えば、 女児版「ときメモ」がアリか?という試みだ。

ときメモという恋愛ゲームを成功させたコナミは、 他社の女性向け恋愛ゲームのアンジェリークが成功したのを見て、 ときメモスタイルは、女性にも適用可能ではないかと考え、 ときメモの女性向け版を開発した。そのゲームはある程度のファンの支持を得た。

一方、M社も、コナミと似た発想で、 女児版向けに、アンジェリークやときメモ世界を アニメ化することはできないだろうかという、壮大な実験を試みることにした。 ちょうど、大ヒットしたおジャ魔女どれみシリーズは、 そろそろ終了のタイミングを迎えていた。 ナージャは、旅芸人一座に加わり、世界を旅して、 各地で出会ったハンサムな男達のデートを次々重ねていく。 そんな物語に女児が興味を示すのだろうか。実験は開始された。

実験の結果は芳しくなかった。女児玩具の幅を広げることにも失敗した。 しかし、玩具メーカー某B社にとっては、不景気とは言え、1年で済む問題。 他にもB社の商売の範囲は広い。ナージャの失敗は、 単に彼らのもつ膨大なマニュアルに数ページが追加されただけに過ぎなかった。 そして、M社の方にしても、手を広げているアニメはいくらでもある。 ナージャでは、いい実験が出来たという気持ちだった事だろう。

しかし、かと言って、そんな実験をいつまでも続けるわけにもいかない。 翌年はオーソドックスなシリーズ作りに方針転換することにした。 それが「プリキュア」だった。アイテムを使って少女が戦士に変身し、 悪に立ち向かうわかりやすい勧善懲悪展開。 その本編に連動した多彩な玩具展開。

彼らにはセーラームーンや、おジャ魔女どれみシリーズで培われてきた 計り知れないほどの膨大なマニュアルがある。 そのマニュアルに従い、作品を組み立てていけば、 ある程度、視聴者獲得数は計算できる。玩具の売れ行きも、 必ずしも爆発的とはいかないとしても、少なくとも堅調な数字は出せるだろう。 彼らには自信があった。

今回は、プリキュアが二人であることは計画的な戦略だった。 タイトルに「ふたりは」という言葉を加えたのは、 その戦略に対する絶対の自信の現れだ。

放送開始時から戦士キャラを大量に出して、 同時に、アイテム玩具の壮大なラインナップを発表することは、 財布を握る親や祖父母達に、強い抵抗感を抱かせることになる。

「もしかして、うちの娘は全部欲しいとかいいだすのかしら…」

それより、もっと大きな問題は、一部の不人気キャラの玩具の在庫が大量に残る 危険性があることだ。キャラ人気は偏るものなのだ。 アニメの人気を見ながら、戦士キャラは増やせばよい。その計画は完璧だった。

そんな制作側の思惑が私には見えていた。しかし、私も同じ人間だ。 彼らの膨大で緻密なマニュアルによって構成されたプリキュアシリーズを、 一旦観てしまえばそこそこはまってしまう。感想を書けば、 そこそこと評してしまう。しかし、作品性重視を標榜する感想書きにとって、 それはつまり敗北そのものではないのだろうか。 一体、その感想で、私はプリキュアについての何を伝えようというのだ!

そして、プリキュアは、そのオーソドックスな作品スタイルで、 堅調にファンを増やしていった。 私も、その話作りの時々の乱暴さにひっかかりを感じつつも、 操られるがごとく、作品に引き込まれていった。

操られるがごとく…。そんな言葉をついこないだ書いたことがある。

そう。私には弱みがあった。

そうよ。あなたは決して私からは逃れることはできないの。

その時、私の脳内で声がした。彼女だ。

いやいや、私は彼女の声に決して負けるわけにはいかないのだ。 そして、戦いが始まった。

(筆者注: 何度も何度も書きますが、この文は、 あくまでも実験目的で行われている劇空間モードとして書かれたものであり、 くれぐれも本気にしないで欲し…以下略)

プリキュア解散! ぶっちゃけ早すぎ!?(劇空間感想) ★★★/△ 清水 東脚本

少女がチームを組み、何かと立ち向かっていく物語には、 時にはチーム内の対立が必要と彼らのマニュアルには書かれているだろう。 いわゆるおやくそくというやつだ。 感情の対立描写は、視聴者にキャラクタへの思いを深めさせるのに効果がある。

そして、そのマニュアルには、引き続いてこう書かれているだろう。 対立のきっかけに一番効果的な材料は、恋だ。そしてもうひとつは、 コミュニケーション不足。この二つはもちろん組み合わせることが基本だ。 それに、何か一つの話を作る道具を加えればよい。 それは、玩具として成り立つものが一番望ましい。

それをマニュアル通りに実践したのがこの回だ。 しかし、作家はマニュアルに操られてしまっているのだ。

私にはわかる!!(著者注: 何度も…中略…くれぐれも、以下略)

なぜなら、ふたりの書いた日記と、その実際の行動は全く合っていないからだ。 この物語では、ほとんどが、なぎさの視点から描かれることが多いが、 なぎさは、常に相手の行動を見て、かなり頻繁に悩んでいる。 だから、日記に、○○が好き、などと天然キャラなことを、 散文的に書き続けている事には違和感がある。

むしろ、内面はともかく、外見上は、人の感情に無頓着な行動ばかりとり続けているのは、 むしろほのかの方だ。そういう行動が今までのエピソードの随所に見られるし、 日記では、悩んでいることを訴えているのに、実際には、なぎさが仲直りしようと 話かけようとしても、ほのかはコミュニケーションを拒み続けた。 実際、ほのかはそういう性格なのかもしれないが、そうならそうと描くべきだ。 生きたほのかを描くことを考えようとせず、絵になる、或いは、 インパクトのある場面作りを並べるという、マニュアルに頼っているから、 こういうことになるのだ。

大体、ほのかが戦いの時に逆ギレする合理的理由などないじゃないか。 コミュニケーションを一方的に絶ったのはほのかの方だ。 あれじゃ、単なるヒステリーだ。なぎさの方がずっと悩んでいる。

まだ言い足りないぞ。だいたい、あれだけ化学実験にハマっているはずのほのかが、 日記にその事は書かないのか。私の脳内ほのかは、こうだ。

今日実験はうまくいった。触媒のせいだろうか。でも、サンプルが足らない。
単なる加熱ではだめだった。そんなに甘くないな。料理みたいに加熱とタイミングとかあるのかな。
よくわからないけど、なぎさが怒ってしまった。なぎさが恐くなった。
なぎさが話しかけてくるけど、なぜだか、感覚的になぎさに声がかけられない。 私はどうしちゃったんだろう。
おばあちゃまと話した。でも、まだなぎさのあの時の怒った顔が頭から消えない。

それが、俺のほのかだ。はぁはぁはぁ。 一体俺は何を熱くなっているんだ。

そ・れ・は・ね。要するにほのかちゃんに萌え〜なのよ。そうはっきり言いなさい。 太いまゆげがたまらないんでしょ。白衣にむらむらするんでしょ。

やめてくれ、やめてくれ。違う、違う、そんなんじゃない!!

取り返せ! メポメポ大作戦(劇空間感想) ★★☆/× 羽原大介脚本

あれから、自己嫌悪に陥った。違和感のあるストーリー、でも、 感情を露わにしたほのかの姿が頭から離れない。 彼らの手札がわかっていながら、しっかりその術中にはまっている。

でも、今回のは大丈夫だ。安心して叩ける。 要するに今回は、あざとい玩具売りのためのコマーシャル物語だ。 単にカードをスラッシュすることで、デジタルマスコットにエサを与えるという、 手のかからない、すなわち、希薄感のある行為を、なぜ君たちはそこまで 道徳的に重要な要素として描けるのだ。 カードをスラッシュすることは生き物を育てるのとは違う。 遊びを道徳として描くことに、吐き気すら覚える。

だいたい、今回の話にはほのかもあまり関わっていない。

はっ。

ふふふ、そんな単純なことなの? 違うでしょ。元々、商業アニメというのは、制約があるものよ。 あなたのような理想論では何も生まれないわ。 それとも、さあ、あなたなら何かができるというの? ほら、やってみなさいよ。

今日も、脳内の声は私を解放してくれないのか…。

実際、あなたは、そんな苦言を吐きながらも、一方で、面白おかしく描かれる。 一つ一つのシーンを楽しんでいるわ。例えば、8時47分に、走っている時、 なぎさに手を掴まれて、よろめきながらストップさせられるシーンの動きの良さに ドキドキしているのよ。そんな現実を早く認めなさいよ。

だまれ、うるさい。

いいわよ。黙ってあげるわ。

…。

ほのか炸裂! 素敵な誕生日(in 劇空間感想) ★★★/△ 成田良美脚本

おい。

きゃあ、ノックもせずに入ってこないで!!

俺の脳内の声の人に、ノックなどする必要などない。 それより、俺はいい事に気が付いた。 そもそも、何も俺自身が劇的に作品感想を書こうとするから自虐になる。

根が自虐キャラだからでしょ。

黙れ。そもそも、お前は俺の脳内なのだから、お前に感想を聞けばいいじゃないか。 それがすなわち、俺の感想になる。

何をわけがわからないこと言っているのよ。そもそも、私のセリフを、 BLOCKQUOTEタグで囲んでいること自体、元々、おかしいじゃないの。

ああ、おかしいさ。議論の余地もない。それより、お前は今回の作品をどう思った?

どうって別に、演じるままに演じただけよ

そもそも、今回、銀行強盗をした男達は、ぶっちゃけ、負け組連中だよな。 で、一方のお前にたまにしか会いに来ようとしない両親は、勝ち組だ。 お前が、男達に説教した行為は、仕事にはまり、 日々勝ち組で居続けようとする親に対しての寂しさや、 無意識の憤りや辛さがさせたものなのか、そうではなくて、あれは、 お前の天然で崇高な慈悲的行為なのか。

…。

そこがはっきりしないと、お前が理解できないんだよ。 一体お前は何なんだ?誰なんだ?

アニオタ集団が生んだ、天然、眉太、お嬢様、白衣、 激しいアクションをしても、決して何かが見えたりしないスカート、 その他モロモロを集めた単なる萌えキャラなのか? それは常に視聴者にとって理想的な姿を維持するものなのか? 時折発する怒りの演技は単なる記号でしかないのか?

時々しか親が戻ってこないことは、作品にとっては好都合のようだが、 お前はそのままでいいのか!?

き、消えた…。おい! どこへ言った! おい!

山口亮太を救え! ゲキ・ドラーゴパニック(まだ劇空間感想) ★★☆ 清水 東脚本

今回、彼女は姿を現さない。 なんだか、タイトルを間違えて書いてしまった気がする。 彼女が消えてしまったショックなのか。いや、そんなはずはない。

オーソドックスな話作り。それから、えっと、見所はやっぱ、姉弟プロレス。 はい、感想終わり。

悪の華! ポイズニー担当って誰?(まだ劇空間感想) ★★★★☆ 川崎 良脚本

正体がばれたので、白キュアが魔が差した画像してしまった話…じゃなくて、

「プリキュア」唯一の伏線らしい伏線ともいうべき、 おばあちゃんの過去の事情について、丁寧に描いた話。 まだまだもったい付けるつもりだ。本当のおばあちゃんはそうでないおばあちゃんを見分けることが出来ると言うシーンが新鮮だし、 最後のおばあちゃんの「とっととおうちに帰りなさい」というセリフが綺麗に作品をまとめている。佳作。

…って、負けだ。俺の敗北だ。何が実験だ!! 何が劇空間だ!! 俺は完全に思い上がっていたんだ。 感想の書き方について、何か新しいものを発見した気になっていたんだ。 だけど、そんな感想なんて出来っこないじゃないか!! 何かしら尖った思いを感じた作品については劇的に書くことができても、 肝心の、特に当たり障りのない出来な作品や、普通に面白い作品なんかで、 思ったことを逸脱して書けるわけがないんだ。だめだ。 もうあと一話書いたら、やめよう。

なんだ、メインの話なのに、お前はまた姿を現さないのか。いいさ、 今度で最後だ。もう少しはしっかり劇空間風に書いてみるさ。

それでお前ともお別れだ。

ご用心!年下の転校生 (最後の劇空間感想)

ふーん、ようやく白衣ネタの話かよ。 それがこの作品での萌えとしての記号だもんな。 マニュアルにも書いてあるんだろ。わかってるんだよ。

出てきた眼鏡っ子はやはりキュートだけど、これも所詮記号だろ。 新しく入学してきた敵キャラの描写もわりと丁寧で面白げだけど、 ほのかの方は、なんだか準備に頑張っているという描写はあるわりには、 肝心の、発表会用に準備している装置の仕組みの解説は、適当におざなりかよ。 君たちはほのかが科学に関心を持っていることを描写させるつもりがあるのかよ。 結構凄い装置なんだから、もう少し、科学の事も丁寧をフォロー入れないと だめじゃないのかよ。

え、なんだよ。そこまでして皆で必死に作った装置に敵が乗り移っちゃうんだ。 なんだか酷い話だな。

それで結局、敵を倒してあーよかったよって話かよ。 装置はそれで壊れちゃったけど、今度はまた作る。 それには今度は「ほのか2号」って名前を付けるんだとかいうんだろ。 あー、あー、それはとてもいいオハナシでしたね。はい、はい。

…っておい、実験装置はご都合主義に元通りかよ、 で、その装置の丁寧な描写はせずに、 普通に淡々と実験発表して終わりだと? 信じられない展開だな。そこまでは考えてなかったよ。 そして、装置にほのかの名前を付けて、ほのかの偉大さを皆で讃えるわけだ。

はははははは。

わかったよ、お前達のプリキュアは、 どうせ、そんなもんだったんだな。もういいよ。俺が悪かったよ…。

え…。

HONOKA I号じゃなくて、YURIKO I号だと…。

…。

あら、涙が。あなた、もしかして、泣いてるの?

はっ!

な、な、泣いてなんかいるもんか。たかがアニメだぞ、 そんなもんで、そんなもんで…、そんなもんで、ち、ちきしょー。

もう、ホント、いじっぱりなんだから…。 小難しい理屈を思いついて、その理屈に物語をあてはめて、 全てが解ったような気になっているようじゃ、まだまだダメね。

でも、それじゃぁ…。

そりゃぁ、すっきりした感想が書けない時もあるわよ。それはそれでいいじゃない。 無理して、良くしようなんて考えちゃだめ。 もっと自分の気持ちに素直になりなさい。 そしたら、もっといい感想が書けるわ。きっと。

そんな言葉を残して、彼女は私の脳内の奥底に消えていった。 そして、「間違いだらけの日々思うこと」は、再びいつもの、 日常のアニメ感想を書くページに戻った。

あれは夢だったのか。 再び、彼女が姿を現す日は来るのだろうか…(了)。

ご用心!年下の転校生 ★★★★★ 成田良美脚本

傑作。とにかく最後のあのシーンに尽きる。

今回、劇空間感想を書くことは、この下に書いているように、 少し前からすでに思いついていて、そのとっかかりぐらいは考えていたけど、 でも、どうなるかは、次の日の話次第だと思っていた。 もし、今日の話がこうでなかったら、一体どのような結末になっていたのだろうかな。

4月24日(土) - セーラームーンとか

美少女戦士セーラーマーキュリー Act.28まで ★★★★★☆ 小林靖子脚本

悪美(ダーキュリー)から、おかえりなさい亜美ちゃんまでの物語を、 必要十分な話数を費やして、見事に仕上げた傑作。

共に敵と戦ってきた友が、心を敵に操られ、敵となって戦いを挑んでくる。 そんな物語は、私は今まで何度も観てきた。基本的流れは、この作品でもそれと同じで、 それは確かに今やオーソドックスなもの。

そんな展開は食傷ぎみなのだ…といつもの新明解なら言いかねない。

しかし、この作品は違った。 まず、そもそも、そんな展開はアニメ版にはなかったので、 それ自体が結構意外だった。 アニメ版でも、どこかしら陰のあるキャラだった亜美。 だから、彼女がうさぎを裏切る展開を脳内妄想した事は何度かあったのだが、 まさか今になってそういう展開が作品として実現するとは…。

さらに、衛との別れ、ルナが少女戦士に変身できるようになった話など、 間に、多彩で新鮮なエピソードを次々と挿入したり、 それぞれの戦士達の思いをひとつひとつ描いていく丁寧な話作り。 そのセーラー戦士達を演じる女優達の熱演。

彼女たちの場面場面での豊かな表情を、ひとつひとつ丁寧にフレームにいれ、 繋ぎあわせ、一つの強い流れを作っていく。

それが感動を生む。

恐れ入った。そして、この感動は、実写版、 すなわち、生の役者が演じているからこその強さもあると思った。 こういう絵空事の物語では、アニメという手法の方が得意なことも多い。 しかし、人間が演じるからこそ得られる感動もある。 それをこの作品は教えてくれている。

それにしても、浜千咲にも恐れ入った。最初、彼女が出てきた時、 そのキュートな姿に、眼鏡っ娘最強!とは思っていたけど、正直言って、 こんなに深い演技をしてくれるとは、思っていなかった。 悪の戦士になってからは、髪型を変えて登場するなどの演出も新鮮だった。

中でも一番の衝撃は、セーラームーンを殺してしまったと思った瞬間の驚きの表情。 その時、ようやく完全に元の自分を取り戻したのだ。 そのシーンが凄かった。圧倒された。

変な光線か何かで、安易に悪の心が浄化されてしまう、 そんなあーんな作品やこーんな作品とは、 ひと味もふた味も違う見事な演出だった。

その後、森の中でうさぎと彷徨っている時に、今まで言えなかった みんなの気持ちがバラバラだった時の孤独な気持ちを、 うさぎに切々と訴える時の表情も見事だった。そしてそれが、 みんなにおかえりなさいと言われた時の喜びの表情に感動的に繋がっていく。

その時の、他の戦士達の笑顔も美しく、それぞれのキャラクターらしい表情だった。 その姿を、遠巻きに口を曲げながら眺めているヴィーナスも良かった。 「やれやれ」という思いなのか、それとも、自分ももらい泣きしそうなのを、 口をゆがめて我慢しているのか、どちらだったのだろうか。 そのどちらでもあったのかもしれない。

それから、結末の話の回だけ、オープニングとエンディングを変形させたのも良かった。 オープニングを短くした演出は、観るものをわくわくして、エンディングで、 主題歌が流れ、ここまでの物語を見事に演じてくれた女優達の名前を、 一人一人出していく演出は、感動を倍増した。 本当にこの作品は凄い。

さて、(以下、早口で)

未見のアニメはたまり続けてるし(中でも、火の鳥とケロロ軍曹が一話も観れてない)、 HDDレコーダーに録画した番組待避作業も残ってるし、 そういえば、ルナと言えば、今日、横浜動画クラブlunaの大動画上映会の、 作品募集締切も来てたので、冬コミ用に作ったすげー短いへっぽこ作品でも、 せっかくあるから、応募した方がいいか…、昔の予告編とセットで…、えっと、 それなら、VHSへのダビング作業もあるし、応募用紙も書かなきゃならんよな、 それから、それから、小説もどきの執筆が、完全にスランプに陥っていた中、 今日風呂に入っていたら、糸口のようなものが見えてきたな。でも、 その展開を書こうとすると、すげーしんどそうなのだな。どうしよう。 それから、そうだった、もうDoGAの上映会近づいてるんだよ。 スタッフのマニュアルとかも読んでおかなきゃならないよな…などと、 本当に色々あって、セーラームーンの感想などを、今、 切々と語ってる場合じゃないのだけど、それでも、 語らずにはいられなかったのだ(ここで早口終わり)。

…ってことで、次回は、いよいよプリキュア感想の予定(おいおい)。

日頃の感想は、作品に対して思っていることを、 少々大袈裟に書いていることはあっても、 「そんなこといくらなんでも、思ってもいない」ってことを文章として まとめたことはないのだけど、一度、それをやってみたいと、最近ふと思ったので、 実験的にやってみる予定。題して、劇空間感想。 いえ、予定は未定ですが(…ってゆーか、やるべき他の作業をしろよと自分にツッコミ)。

4月22日(木)

木曜日はアニメが多すぎる

レジェンズ、アクアキッズ、マーズデイブレーク、ポケモンAG、そして、サヴァイヴ。 しかも、どれも、まずまずの出来でどうにも切れない。弱ったなぁ。 本来なら、一週間のアニメの視聴量がこの程度でもいいくらいなのに…。 勤務時間の都合で、水曜のテニスの王子様とかNARUTOが放置状態になってきた。 しかも、大阪で竹内順子に約束した(冗談抜きに)火の鳥がまだ観れてない。 どうしよう。

ちなみに、レジェンズは、今週も、ADAMS-EPGの番組表には、当初、 水曜と木曜の両方に、番組名が表示され、実際は木曜に放送 (水曜はまる子の再放送だった)。で、次週は水曜日放送と案内がある。 わざとやってるのかなぁ(笑)。 水曜と木曜どっちも毎週チェック入れておくか。

しかし、東海テレビの場合は、それでもまだ手ぬるい。 我々が必ず録画失敗するように、もっと違う手を考えてくるに違いないのだ。 恐るべき東海テレビ!!(ここで、エンディングの英語版どうにもとまらないが流れ出す)。

アクアキッズ

それにしても、すさまじい技術力の高さだなぁ。 特にキャラの表情の豊かさが凄い。マスコットメカもいろんな変形などがあって楽しい。こんな3DCGアニメが、テレビで毎週観れるなんて、いい世の中になったもんだ。

洞窟でドッキリ ★★★★(物語 ★★★☆)

迷路になった古代洞窟を駆け回るスピード感が楽しい話。 動かないと追跡メカがおっかけてこないことを使っての話作りもうまい。

アークの呪いでビックビク ★★★★ (物語 ★★★, リオ ★★★★☆)

あの潜水艦の宝探し男がメインの敵と思っていたら、 そうじゃなくて真の敵が出てくる話。 前半はリオが出まくりで、自慢げな表情とかすさまじく可愛くて殺す気か。 桑谷夏子もいい演技してる。こういう役もこなすのか。知らんかった。 後半は、誰かに操られた巨大魚から逃げまくっているうちに、 装置を見つけ破壊して解決という、わりとオーソドックスな展開。 ただ、水中アクションは勢いがあって面白いな。 サーフボードの変形するのもかっこいいし。

情報モレモレ、犯人はダレ? ★★★★☆ (物語 ★★★★)

お互いがスパイする話。敵側の虫型スパイロボットが本に押しつぶされるまでの演出。 人間達が気絶している間のマスコットメカだけでのバトルシーン、 そして、やどかりメカが(カニと言ってたけど)タコメカと合体するシーンなど、 面白いシーンが満載。

そして、後半の見せ場、アミが敵メカを気絶させる装置を発動する時に、 双子のパーツには防御装置を忘れていたために…など、オーソドックスながらも、 丁寧な物語とシーン作りには唸るばかり。 リオが出てないのは残念だけど、これってすさまじく面白いじゃないか。 ま、これでキャラは一揃いした感じで、あまり大きくは話は広がらない感じはするが。

ところで、双子キャラのマスコットキャラクックはなかなか魅力的だな。 これらのキャラは、玩具化とかしたら、結構人気出そうだけど、やらないのかな。

絢爛舞踏祭・マーズ・デイ・ブレイク

ADAMS-EPGの番組表だと、番組名だけで埋まっちゃうので、 サブタイトルがなくてがっかり。DVD-Rに焼く時、リモコンで、 サブタイトルとかいちいち入れるのもいやになるので、番組名に01、 02とかと話数名だけ付けてごまかすが、さて、ちゃんと真面目に、 毎話チェックしていけるかなぁ。

ところで、新明解は、毎月のように声優雑誌の表紙やグラビアを飾りまくる某声優達が、 あまり好きではないのだが、それでも、某桑島などは弱点のようなので、 基本的には、話がどうなろうが、まるで桑島に操られるがごとくに (ここで法子ちゃんの高笑い声のSE)、見続けるしかないらしい (ま、それでも、私の時間は有限で見捨てることもあるのだが)。 他にも、氷上やゆかな辺りが弱点らしいので、困ったものだ (M橋さんや、T田さんにはナイショの話だが…)。

で、そうやって観ているうちに、話作りとかがオカしいとかあざといとか感じたら、 声優名を使っての妄想話をでっちあげて、楽しむわけだ(おいおい)。 でも、今のところ、物語はそんなに悪くない展開。 なんだか物足りないな(作品の楽しみ方が間違ってます)。

ショウ あこがれの出撃 ★★★ 浅川美也脚本

タイトルまんまの話。主人公メカをこっそり借りて出撃。 でも、才能がないので迷惑かける。遭遇した敵側ヒロインが、 搭乗者が主人公と誤解して…という流れ。 まずまずの話作りをしているけど、ショウがあまりにも無能に描かれすぎな印象。 もう少し、ショウの何かいいトコ見せてあげたらよかったのでは。

グラムが遠隔でショウの操縦を奪うシーンはなかなか面白い。

接触! グラムとベスと潜水艦 ★★★★☆ 野村祐一脚本

この物語の二人の主役級、すなわち、グラム、そして、桑島=ダブルコーン=ベスが、 昔居た街に戻り、そして、そこで二人が出会う話。 テンポよく物語を進めながら、一方で、二人の過去も理解できるという丁寧な話作り。 この回単体では、息つく暇もないほど、勢いがよく、最後のあのシーンも、 まずまず面白いのだけど、こーなっちゃったら、あと、どう話を進める(戦う) のか見えてこないなぁ。

まず、主人公のグラムの、先のことなど考えず突き進むという生き方に、 いまいちハマれない。先を考えないのはまだいいとしても、 彼に、自分の人生哲学みたいなものが見えてこない。

一方のダブルコーン桑島の側も、今のところ、結局は、しっかりした職につかなきゃ 人としてダメじゃないの程度の思いしか見えない。で、 その二人が戦って、どう感情移入ができるのか。そんなのでハマれる話作りは、 無理じゃないのかと思えてくる。なんか、マクロス7の、 どうも考えの見えないバサラとそれにイライラするミレーヌの事を思い出す。

まぁ、でも、今回は面白いのだから、この先も、 結構、面白い展開が用意されているのかもしれないのだが。

サブキャラでは、あの海賊船の操舵手の人が、まあ、 なかなか狙ったキャラ作り。ちょっと男まさりっぽい演技がいい感じ。 手堅く人気キャラになっていくだろうな。

4月20日(火)

超星神グランセイザー ★★☆

DVD-Rに待避するついでにまとめて視聴。 やっぱり、だらだらと悪の人達が攻めてくるという流れになってる。 はっきり言ってぬるい展開だなぁ。

暗躍! 新たなる敵 ★★/△

要するに特撮予算を使いすぎたからの総集編の模様。 最近は、総集編でも結構面白く構成できているものもたまにあるが、 これはあんまりうまくない総集編。 少し新規の物語を混ぜたりして多少飽きないようにしているけどさ。 確かにカツラの話は笑ったけどさ。

異次元の囚人 ★★/△

荒っぽい話作りの上に、この回も特撮は手抜きがち。 センスの悪い武闘派姉ちゃんは、学生服の着こなしもなかなかのセンスで参る(笑)。 異次元の下にある鏡は視聴者サービスか。でもよく見えないよ。なんとかしろ。 異次元に人間が何人も閉じこめられ、グランセイザーの二人も閉じこめられるが、 結局、他の人はみんな死んでしまい、自分たちだけ無事に逃げおおせるという、 どうにも後味の悪い話。二人が急接近するけど、どうも進展はさせない模様で、 このあたりもありがちで面白くない。

怒れ炎の必殺剣 ★★☆

ケンを主役にして、悲劇のゲストヒロインの話を丁寧な演出で描いた作品。 かなり気合いを入れて作られた誠実な自主制作特撮作品などに、 こんな展開のものをよく見かけたものだが、 要するにありがちな話。 もう少し工夫が欲しかった気がする。 まぁ、前回の話が伏線にはなっていたのはまずまずだが。 ゆっさゆっさちゃんとケンちゃんの関係で、もっと引っぱった方が良かった気もする。

美しき逃亡者 ★★★☆

味噌ノギさんが属している防衛省がゴタゴタを起こす話。 次回へ続く展開になっていて、とっかかりとしてはなかなか面白げ。 でも、クローンアケロン人が悪の技術として描かれる一方で、 なぜ、味噌ノギが開発した支援ロボの方は、 疑いなく善の技術として描かれているんだろう。 そういう事が気になった話。 なんか、もう、クローン技術が危ないという話作りは飽きられている気もするんだな。 そういう技術にもう少し前向きであってもいいんじゃないかね。 宇宙人の遺伝子で兵器を作って地球を守るなんて、危険というよりは、 面白いアイディアだと思うよ。 過去の作品には、ナインシュタインという楽しげなおじさん達もいるんだし。

なんか、安定して温いんだけど、やっぱ、あのいまどきディーゼルエンジンを搭載するというロボはやっぱり非常に気になる。 次回も観なきゃなんない感じ。

4月17日(土)

「ふたりはプリキュア」キャラクターショー in 半田 ★★★★☆

戦う白キュア画像 戦う黒キュア画像

そんなわけで土曜日行ってきた。ナゴヤハウジングセンター半田会場。 去年はここでナージャショーを観た

今回も結局、午前の部と午後の部の二回観てきた。 今回はアクションが激しいこともあってか、 狭いステージはほとんど使用せずに下でバトルしていたので、 午後からは、去年同様ステージ横から撮影してみる (ちいさなお友達の邪魔にならないように。笑)。 去年のナージャの時よりかなりお客さん多め。 天気が特によいせいもあると思うが、やっぱ、ナージャよりもわかりやすい 勧善懲悪物語なのが人気の理由ではないかと思う。

で、今回も、やっぱストーリー的にはやや単調。 まぁ、キャラも少な目だし仕方ないな。 最初にアクションシーンを持ってきたのは良かったと思う。 顔の造形はナージャよりもいい感じだね。やっぱり、白キュアはキュート。 黒キュアもかっこいい。

アクションのレベルは相変わらず非常に高くて、ジャンプや、側転、ハイキックなど。 あまりの動きの速さにちっともカメラで追い切れない。 登場キャラはそれほど多くない。変身前の着ぐるみはないので、 仕方なく、変身後の姿で、おばあちゃんと普通に会話(笑)。

魔が差した白キュア画像(おいおい)

ぶっちゃけまじやば画像(おいおい)

白キュア「おばあちゃまに私の正体がばれてしまったわ。こうなったら…」

黒キュア「ぶっちゃけ、まじやば!!」

(注: セリフは実際のショウの内容と異なります)

跳べ白キュア画像 おすまし白キュア画像 踊るプリキュア画像 のびのび黒キュア画像 はいポーズ画像

白キュア「よい子のみんな! この事は絶対ナイショよ!!」

(再び注: セリフは実際のショウの内容と異なります)

午後の部終了後の自由撮影の時は、白キュアの方にどっと子供が押し寄せ、 大人気。黒キュアが主役のはずなんだけど…(笑)。

それにしても、画像載せすぎだってば。

4月15日(木)

ポケモンAG

今週はポケモン週間にしてみよか。

パパはアイドル!? いつわりのジムリーダー ★★★★☆ 武上純希脚本

R団がトウカジムのジムリーダーセンリ一家(ハルカとマサトを含む)に化ける話。 ニャースハルカはなかなかキュートだし、 ソーナンスマサトも結構違和感がない(おいおい)。 住民誰もが偽物だとわからないところも十分爆笑モノだが、 ハルカ達までが一瞬親と間違えるところでさらに爆笑。

センリがいかに凄いジムリーダーであるかもこれで解るし、 なかなかよく出来た話。

トウカジムの危機! 家庭の危機! ★★★☆ 十川誠志脚本

ハルカのパパのセンリがジョーイと親しげに会話しているのを、 ママが見て浮気と誤解する、結構しゃれにならない話。 それは実は、ママを驚かすための仕掛けについての相談だったというのは、 少々ありきたりな展開ではあるな。 ジムのアシスタントがその相談をサトシ達にしようとする時に、 サトシ達が次々にポケモンを見つけてはしゃぎ、なかなか本題に入れない描写が面白い。

ママの声は、嫉妬する演技をさせたら右に出るものはいないと言われる(誰にだ?)冬馬由美。

トウカジム戦 五つ目のバッチ!! ★★★ 冨岡淳広脚本

パパが負けたことを認めたくないマサトの描写がなかなか丁寧でいい感じ。 サトシの実力というよりは、ジュピトルの根性勝ちという感じだな。 新オープニングはあんまり曲や詞が良くない印象。

オオキド博士とオダマキ博士 ★★★★ 米村正二脚本

オオキド博士にあこがれていたマサトのリアクションがやっぱり楽しい。 勢揃いした入門用ポケモンのそれぞれの技を駆使して、 マサトが問題解決をしていくシーンも見応えあり。 ブロマイドの伏線も面白く、良くできた話作り。

ただ、せっかくオダマキ博士とオオキド博士が会ったんだから、 対決的描写が見たかったかも。

タッグバトル サトシVSハルカ ★★★★☆ 松井亜弥脚本

やっぱ、ハルカちゃんがメインの話は心が和むね。 それだけで点が甘くなってしまう(おいおい)。

オンナノコは出かけるのにもいろいろ準備に時間がかかる。 せっかちなサトシがそれに腹をたてて喧嘩になる話。 あんまりサトシとハルカは喧嘩したことがないので、 なんだか今回急接近した印象。

そこに突然現れた仲のよい二人組(オスカーとアンドリュー)が タッグバトルを挑んできて、…という形から始まり、 色んな組み合わせでタッグバトルが次々続いて、 結局、仲直りというテンポのよい話。 どうやって仲直りをしていくかの部分はありきたりっぽいけど、 全体としてはなかなかユニークな話作りだったな。

中でも「猫の手で火の粉」などと無理な指示をするのが、 いかにもハルカらしくて面白かった。

あの謎のペアはもしかしてロケット団か何かの変装かと思ったが、 単なる楽しげな人達だったな。 片方はお馴染み千葉一伸。一方の川瀬晶子は私は初めて見る名前だな。 少ししつこさのある演技とかなかなかいい感じ。

4月10日(土)

新番組の雑感

結局、ほとんどがまあ悪くない出来なんだよな。 最近、ぐだぐだでしょうもないアニメが減ってきた。 どれを切るか迷う。叩きにくくて面白くない(おいおい)。

アムドライバー ★★☆

郷田ほづみが音響監督やってるのか。本多知恵子とか、鮭延未可とか、 気になる声優が出まくってる。 物語的には、アイドル扱いされまくってる悪を倒すヒーローチームの話。 目立ってナンボという設定が新鮮といえば新鮮か。

謎の人物を登場させたり、おやくそくっぽい描写多め。 ジェットボードみたいなのに乗ってのバトルはそこそこ格好いいし、 そこそこのキャラ描写でわりと飽きないけど、 物語的にはあんまり引きつけられるものがないなぁ。 声優の活躍が気になるけど、これは切るかなぁ。

マシュマロ通信 ★★★

作画スタッフなどにカニパン系な人を確認。 ここにも天野由梨が出てる。なんだか最近続々出てるな。 学級新聞作りの生徒達と羊マスコットが、少しドライ気味なテイストながら、 そこそこハートウォームな話を繰り広げていきそうなアニメ。 キャラデザは少々クセがあるけど、面白いことは面白いな。 ピンクの髪の高飛車少女がなんかいい感じ。 悪くない。今のところ地味だけど、結構物語的に面白い事やれるかも。 さてどうするかねぇ。

アクアキッズ ★★★★(物語的には★★☆)

3DCGキャラアニメーション。なんだか、こういう系統はすっかり、 日本以外のアジア系に先越されちゃったな。 私はすっかりこういう3DCGキャラデザに慣れてしまったので、 違和感ほとんど感じず。口の動きがキュート。 キャラではやっぱり、あのニュースレポーター志願の少女が激燃え。 3DCG技術はテンポもよく、見やすく、文句なし。 ただ、物語の整理が少々悪い印象。時々シーンの繋がりがわかりにくい。 なんか、ゼントリックスと同じような違和感があるな。 そして、基本的にはわかりやすい悪者との戦いなので、そういう意味では、 新鮮味に欠く。そうはいうものの、ほんと良く出来てる。 マスコットメカが変形して、水中パーツになるシーンとか面白い。 これはとりあえず継続。

絢爛舞踏祭 ザ・マーズデイブレイク ★★★☆(物語的には★★☆)

いわゆるアニメ雑誌とかが集中して気合い入れて宣伝しそうなロボアニメ。 声優も手堅いところを並べているし。 なんか、絢爛とかいうので、もう少しキャラ萌え狙いの、 ダルい演出のものを考えてたけど、わりと淡々とした真面目な話作り。

それにしても、いろいろと豪華ですなぁ。こんな作画エネルギー、 いつまで続くのかな。水中を舞台にすることで、食傷ぎみなロボアニメに、 まずまず目新しさを出してるし、有線バトル設定はなかなか面白げ。

そして、最近のこういうロボアニメ作品ってのは、 往々にして、格好良さを目指してなのか、わけがわからん長セリフとかがあったり、 ややっこしい設定があったりして、それを理解するのに頭を使わなきゃならなくて、 うんざりする事が多いのだが、この作品にはそんなことは全くなし。 そういう意味では安心して観ていられる。

しかし、いったい話をどう楽しんだらいいのやらわからん印象はある。 要するに、話を書くのが慣れてない人が、気合いは入っているんだけど、 空回り気味な話作りをしてるという感じがする。 今は冒頭なのでそこそこテンション高いけど、後半いろいろと 失速するんじゃないかなぁ…などという予感がしないでもない。

まず、どっちが善か悪か、よくわからんバトルなんで、感情移入しにくいというか…。 ま、いろいろシーンが多彩なんで飽きないのだけど。

部分で見ると、例えば、2話目で、取引してた相手が悪いやつなので、 荷物を取り返すというくだりが、 なんか淡々としてて、話作りというか、演出というか、何かおかしい気がする。 有線魚雷も、熟練したおっさんがコントロールしたはずが、 なんだか、淡々と失敗しちゃったし。今後も、 なんか時々出てくるあっけない話作りが目立ちそうな予感。 それを芸風として楽しめば面白いかもしれないが。

さて、どうするかねぇ。なんとなく新鮮ではあるんだけど…。

レジェンズ ★★★★ (作品自体に全く無関係な謎の×××××)

以下かなり妄想気味な感想。

またまたまたまた、真なんとか伝説デビチルとか、 デビチルライトアンドダークとか、 ドラゴンドライブとか、プラスターワールドとか、 そういう類な感じのモンスターを操って対決する系な玩具をネタにした アニメを作ることになった。

そして、またまたまたまた、その玩具の特徴からして、 話のベースラインは、謎のアイテムをひょんなことから手に入れた主人公が、 突然の戦いに巻き込まれ…というお約束展開にすることになった。

ま、そんな感じで作ってみよう。

…。でも待てよ。

どーせ、そんなのを見せたら、アニメ感想オタな某新明解氏あたりが、 一体、何億万回そんな第一話を繰り返せば気がすむんだ…とかなんとか、 ぎゃーぎゃーと騒ぐに決まってる。 子供だってそんな展開にそろそろ飽きている気もするし…。

そんなわけで、ちょっと、大地氏辺りを呼んで、 毛色を変えてみてはどうだろう…というアニメ(おいおい)。

ま、その結果、新明解曰く、これってやっぱなんとなくメダロットに似てる気はするが、 アニメーション的にも面白いところが多くて、 主人公のヘラヘラな感じもなかなか面白げでお気に入り。 しかも、麗しの寺田はるひが、スカートがひらりひらりで、 「きゃー」とか言うので、もう観るしかない事になったらしい(おいおい)。

ん?

あれ、えっと、なんだっけ、なんだか大きな犠牲が払われた気がする…。

あ、タコヤキマントマンピンクな那須めぐみか。 うん、とっても合ってるよ。全然悪くないよ。うんうんうん。

あれ? えっと、なんだっけ…。

ま、そんなわけでこれはチェックなのだった。 それにしても、時間移動しまくりな恐怖の東海テレビでの放送なのが泣ける。 無事、チェックし続ける事ができるかどうか非常に怪しい。

新明解くんが、このアニメを無事チェックし続けることができるように、 みんなおうえんしてね。

4月8日(木)

カレイドスター(終) ★★★★☆

カレイドスター感想のまとめ。

最終回までテンションを保ったまま走り続けた見事なシリーズ構成だった。 作品についてよく考えている時間はそれほどないから、 以下、間違いを恐れず、一気に思ったことをまとめてみた。

ちなみに、先週の金曜日に、最終回直前のところまで書いていたのだが、 途中で力尽きたので、今日最終回の分をまとめて、今頃掲載。

レオンのすごい過去 ★★★★☆ 土屋理敬脚本

レオンと妹ソフィの過去の話。フランスへの旅行への展開や、 サーカスを間違える話など、少々荒っぽい。面白いけど(笑)。 しかし一方で、肝であるはずのレオン側の事情はあんまり盛り上がらない感じ。 それは、多分、ソフィの凄さの描写が足らないのではないか。 なにやら、回想という形だけで言葉ばかりで説明しすぎたのではないだろうか。

一方、ロゼッタ絡みの積み重ねは結構盛り上がる。 ディアボロのシーンは特に迫力あった。

宿命のすごい決斗 ★★★★/△ 上代務脚本

未だローテンションなままのレオンをユーリが焚きつける話。

二人の闘い、そしてその後に涙を流しながらそらが割り込むシーンまでの 流れには映像的迫力があった。

もしかして、これが天使の技の真の姿なのだろうか。 以前のコンテストで流したそらの涙のシーンを思い出しながら、 そういう思いが頭をよぎった。

これ単体では見所も多く良くできているとは思うのだが、 そらの理想は争いのないステージのはず。 ところが、この話は争いという手段を使い、 結果的に情熱を失っていたレオンを覚醒させている。 その事にどうしても違和感を感じずにはいられない。

今回やった事は、有り体に言えば、 主人公などが何かをためらっている時に、 「恐いのか」とライバル的な立場のキャラが焚きつけ、 「恐くなんかないやい」と言わせて、その先に話を進めるという、 多くアニメでよく使われている陳腐なやり方に、 基本的には近いのではないかと思うのだ。

カレイドスターの物語は、そういう陳腐なやり方ではなく、 もう一つ上を行きたいからこそ、 そらに「争いのない舞台」という、 普通のスポーツ成長系話にはない理想を抱かせたのではないか。 だとすると、この話は一体なんなのだ。 そんな事を色々考えずにはいられなかった。

しかし、普通のアニメシリーズで、そこまでの事を考えさせられることなど、 ほとんどないのだから、本当にこのシリーズは凄いとも思う。

舞い降りたすごい天使 ★★★★★ 中瀬理香脚本

出会った盲導犬訓練員ドナ、その人は、そらをカレードステージの世界に 引き込んだ人だった…という話。

ここで盲導犬という全く予想してなかったものを 出してきたのは非常に面白かった。 中でも一番面白かったのは、そらが見て感動したドナの素晴らしい舞台の裏側には、 醜い世界があったという事をそらが知った部分。 そして、盲導犬が仕事をこなすことに幸せを感じているという話が、 そらの天使の演技へのヒントになっていくというくだりが素晴らしい。

そして、ロゼッタとメイ、脚本のミアなど周辺キャラの成長の積み重ねも見応え有り。 傑作。

傷ついたすごい白鳥 ★★★★ 平見瞳脚本

そらの特訓が続く話。 エピソードとしては地味だけど、そらの成長を描くのに長さは必要かもしれない。 ここでも、ロゼッタとメイ、アンナなど、サブキャラの描写を積み重ねていくことも、 忘れない。そしていよいよレイラも出てきた。どうなるのかワクワクする。

傷だらけのそらを見て一度は諦め、 そして再び特訓を再開することを決心するレオンの描写にも説得力がある。 レオンにそらとソフィの言葉が重なる。

しかし、どうもここでも、ソフィの描写に迫力が不足しているとは感じる。 そらと同じ「争いのないステージ」の夢を見たソフィは、 この回でも、行動ではなく、その発言ばかりが目につくのだ。

ひとりひとりのすごい未来 ★★★★★☆ 土屋理敬脚本

ロゼッタとメイが組む。なるほどと思った。 練習しながら悩んでいたメイがついに自分を引き上げる方法を思いついた。 それがくすぶっていたロゼッタ。本当によく考えてある。 そして、アンナの話、ミアの話。 この作品は、サブキャラに対しての愛情もすさまじい。 どのキャラも回数を積み重ね、丁寧に育てていく。 複数の脚本家でこんなことが出来ることがすごい。 一つ一つの糸が集まっていき、いよいよ生地が出来てくる。 ワクワクする。

そして、いよいよそらの演技が完成してきた。 その姿を、あの悲劇のコンテストの時に、 そらと気まずいことになってしまった二人が見て、驚くシーンが素晴らしい。 このそらの演技がいよいよ形になってきたシーンには、それ見る人が必要なのだ。 その見る人として彼らはまさに適任だったのだ。そして、そらの演技をみながら、 アイディアが思いつくというミアのシーンも見事。

そらのすさまじい演技を見て、一つになるスタッフ。 それでもう十分に十分なのに、そこにレイラが登場。 どこまでこの作品は凄さを積み重ねるのか。とにかくその凄さに圧倒された回。

避けられないものすごい一騎討ち ★★★★☆ 吉田玲子脚本

レイラとの対決。そらの演技を観る人達が、 自分の子供の記憶を呼び覚ます。演者のレイラが観客の気持ちになり、 敗北を認める。バランスのとれた迫力のあるエピソード。

しかし、レイラがそらにとって特別であるということは十分理解できるが、 敗北したレイラのやはり戦わなければならないという言葉にうなずくそらを見ながら、 「争いのないステージ」というそらの夢はどこへ行ったのか。 それは次の最終回で描かれるのだろうか。描けないのだろうか。 そういう思いがよぎった話。

約束のすごい場所へ ★★★★☆(実質 ★★★★★) 上代務脚本

この作品単体では全く悪くない最終回。シリーズ結末としても全く悪くない最終回。 いやむしろ傑作だと思う。しかし、それでも、満点にしなかったのは、 最終回が、単にカレードスターという物語の結末描写に終始していて、 彼女たちが心血を注ぎ込んだこのステージの物語自体の描写が、 かなり省略されてしまったことに、残念な思いを感じたからである。

例えば、「ガラスの仮面」は、その物語自体の面白さだけでなく、 登場人物が演じる劇中劇自体の面白さも魅力の一つだ。 カレードスターが、舞台が作られるまでの過程を、これでもかというほど、 緻密に積み重ねながら描いてきたのだから、 この作品にも劇中劇の面白さを期待したかった。それをするなら、 30分枠ではそれは短すぎるから、前後編に分けて描く必要があっただろう。

一方、カレードスターの物語としては文句のない出来だと感じた。 真のカレードスターと呼ぶのに相応しい舞台を演じきったそら。 後進に道を譲るレイラ。そらを追っていく、メイ、そしてロゼッタ。 舞台を支える他の人物の成長の結果。 それらをすべて非常に収まりのよい形で描ききったと思う。 こんなに着陸のよいアニメを最近あまり観たことがない。

中でもやはりロゼッタが妖精の姿が見えるようになるシーンが印象的。 ただ、ロゼッタに関しては、最終回には得意のディアボロも観たかった。 ディアボロとブランコの複合効果を期待してたんだけどなぁ。

そして、私にとっては大問題だった「争いのない舞台」が、 そらの中でどう解決したかについては、いい感じにまとめたと思う。

前回、レイラに今後もそらを追ってくる人達と戦わなければダメと言われて、 強く返事したそらだったが、 今回、でも、まだその愚かな夢を信じることはやめなかった。 綺麗事では済まないことは理解しつつも、そういう夢は持ちたい。 持たなければならない。 それが、カレードスター「そら苗木野」にとって必要な要素だった。 そういうことなのだろうと私は考える。

ただ、私は、まだその先に何かないのだろうかと思うのだ。 争いとか対立とかという常套手段を使わずに、 観る人間を同じような生き生きとした気持ちを与える物語を 作ることはできないのだろうか。

そらが夢観た「カレードステージ」が「争いのない舞台」への夢であるというなら、 やはり、その舞台が描くもの自体が観たかった。

何かとの戦いや人の対立描写に明け暮れるアニメやドラマが流れ続ける日々。 それは、フェアな競技という名目を伴っているものも多いが、 それでも、結局は、大半がやはり戦いを物語の主体としていることには変わりがないと思う。 かといって、争いを除いてしまった物語 (例えば、サザエさんがいい例と言えるのだろうか)の大半は、 争いの描写を含む作品に比べて、十分に観客の情念が揺り動かせていない。 言い換えれば「わくわく感」が足りないのだ。

続きが観たくて我慢できない。そんな気持ちを、 「争いのない舞台(そらの考えるそれとは違うかもしれないが)」 が生み出すことができないか。いいアイディアはないのか。 そんな愚か者の夢を追いたくなる妄想に取り憑かれる。

大阪しぐれ

ままなってる日々の方に書くか迷ったが、長文なので、こちらの方にしとくか。

タイトルにあまり深い意味はないが、実は昔は結構、カラオケでこの曲を歌った気も。 あと、夫婦坂とかも。

それはともかく、日曜日は大阪へ行って来た。主目的は三橋加奈子関連のイベント。 そのついでに日本橋まわり。

朝は、近鉄アーバンライナーで難波へ。前に利用した時はDXシートだったけど、今回は普通の指定席。 うむうむ、わざわざデラックスを選ぶ必要もなく、これでも十分快適。 車窓を風景でも見ようかとか、すっかり停止状態になっている小説もどきの続きでも書こうかとも思ったが、やっぱり音楽を聴きながら寝てしまう。サヴァイヴのサウンドトラックとかを聴く。眠ったり、くつろいだりするのに最適な曲だな。ただ、少々この曲集って、癒し系臭い印象はある。

インストゥルメンタル系は好きなんだけど、作品傾向が、いわゆる癒し系に近づくと段々嫌いになっていくんだな。 新明解の乙女(まちがい)心はフクザツだ。それと癒し系ってなんだかむしろ癒されないんだ。

さて、難波に着いて、日本橋電気街方面まで歩く。もしかして鶴橋からのが近いのかな。よくわからん。色々まわろうとするが、まだ10時20分ぐらいなのでめぼしい店が開いてない(苦笑)。

結局、普通の電器店中心にざっと見て回るうちに、お腹も空いたので、吉野屋で豚丼を食べる。ようやくめぼしい店が開き始めたところで、時間切れになったので、イベント会場へ向かう。

今回も、イベント参加者は女の子がメイン。こんな歳のおっさんが、列に並んでるなんて変だよなー。まー、他にも男性は少しはいたけどね。イベント内容は予想より充実していて満足。サンフラワーズガーデンの演奏がとっても心地よく、アコーディオンのゆかりっちさんがかっこよくってラブリーで激燃え。その時、竹内順子さん、三橋加奈子さんが、演奏にあわせてノリノリで踊り、大いに楽しむ。 その後に「うた」のフルバージョン披露、太星人のサポートもあって、ますますいい感じ。生うたの方が加奈子さん勢いがあってよかったな。

前に来た時も思ったけど、傾向的に大阪のファンは東京よりおとなしめな感じ。イベント慣れしてないんだろうな。ま、かと言って、私は「ガナヂャーン」とか凄んだ声で叫ぶ勇気ないし(そういう声自体は出せるけど)。 …って結局、イベントの話も書いてるじゃん。

その後のお渡し会で、加奈子さんとも少し話すことができて、イベント終了。今回もあんまり知ってる人に会えなかったのは少々残念。

イベント終了で再び、日本橋へ。DVD-Rとか物色。国産で安いのがあんまり見つからず、とりあえず、そこそこの値段だったRiDATA製を手に入れてみる。あとはヴィヴァルディの中古探し。今回は声楽系を二枚。

私は声楽はあまり好きではない方だけど、最近、宗教曲とか結構いい感じだなと思うようになったので、ちょっと買ってみることに。 片方はカウンターテナーの曲。まだ聴いてないけど、どんな感じだろ。

アニメサントラ系では、宝魔ハンターライムのドラマCDが気になったが、麻見順子が出ているだけで手を出すのは今更どうかと思いやめる。とりあえず、HxH G.I.のサントラ中古を見つけゲット。 どれもこれも新品買ってたら参っちゃうもんで勘弁ということで(誰に謝ってるのやら)。 まだDr.リンのサントラが見つからないな。新品では多分まだ見つかるけど、 中古で手に入れたいところ。あと、デビチルライトアンドダークがまだ高め。 もう少し安くなるのを待つか(…ってそんなことしてると売り切れるかもしれないが、 それなら諦める。笑)。

てなうちに、疲れてきたので、難波でめし食って帰る。 かつ丼。ふーん、ここもセパレートなんだねぇ。大阪ではよくあるのかな。 安くて量が多くてうまかった。

帰りもアーバンライナーで帰還。 JRなら、この時期、青春18切符で安くあげる手もあるけど、 やっぱ、座れる心配をしなきゃいけないから、こっちの方が楽だなぁ。 それと、なぜか解らないけど、JR西日本の車両は落ち着かないのだ。 JR東海の新快速用車両とかはそうでもないのだが。


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Last Modified on Saturday, 25-Aug-2007 14:20:04 JST